テレビ業界ウラ話 〜 テレビに飽きていませんか? 〜 先日、ラムズフェルド国防長官が逆切れをしていた。 「一人の記者が書いたものを次々に発表しているだけじゃないか」 「お前たちは人まねヤローだ」 一国のお偉いさんが目を三角にして怒りまくり!ひぃえ〜...と圧倒されてしまった。 ことの起こりは記者の一言「作戦ミスだと言われているのですが」である。 個人的には「大変だなー」なんて思いつつ、戦争と情報はいつも近いところにあるんだよなと再確認をした。 (本文とそんなに深くは関係ない気もするが、記者の戯言なので気にしないで欲しい。)
さて、先日とある画家の展示会にお邪魔した。 60後半になる初老の男性なのだが、もとテレビ局番組制作にたずさわっていた事から局の元お偉いさんはいるは、プロダクションの若いマネージャーはいるはで大騒ぎ。 ましてや皆酒をあおっているから「なんでしょうここは???」状態だ。 そんな中、各々が会話を楽しんでいると某プロダクションのマネージャーAが... 「ぶっちゃけ、今の芸能界おかしっすっよ」と切り出した。 すると・・・ 「テレビはこのまま行けば間違いなく飽きられるよ」を皮切りに... 出るわ出るわ、芸能業界の批判大会。会話形式で書きたいのは山々だが、とりあえず会話の内容をまとめると... 戦後のテレビ業界は情報力を糧として誕生し、一般大衆の娯楽や情報源として支持を得てきた。しかし、このところの景気低迷で今一つパッとしない。だが、この裏には景気低迷だけでは済まない事実関係が確実にあると言う。 その理由も複雑に絡み合い、多方面にその影響はあるようだ。 まず、大きな理由として 「テレビ局がプロダクションに対して持つ影響力の無さ」 バブル景気に沸いた80年代、各局はスポンサー獲得のために視聴率を争った。 皆さんもご承知のとおり、視聴率の良い番組には当然高額スポンサーが付くという事実がある。 出演者は視聴率に即つながる事から“高視聴率獲得タレント”を確保するためにギャラ合戦が始まる。 この様な「後先考えない番組制作が大問題だった」と語る。 すかさず「駄目になるよ、という御注進をしなかったのですか?」の質問に、 「言ったに決まってるでしょう、あんた。 わたしゃ元記者だよ。 そんな先行き見えないはずがない」と語り、当時のプロデューサーをこうもコケ下ろした。 「キックバックもらって番組作って何が楽しいんだよ!」 (おっ!!酔っているからこその発言)と言う事で更に(キックバック等について)掘り下げて聞いてみたところ、 「じゃなきゃAMGのベンツや外車にゃ乗れませんよ…」と負け犬の遠吼えにも聞こえるが、この元記者B氏、当時相当な情報通の局員だったらしくどうやら事実のようである。 (ちなみに現在30歳代在中の局員プロデューサ給与は、年間平均1000万以上と言われている) (※某テレビ局の敏腕プロデューサーが脱税で逮捕されたのは記憶に新しいところだ)
更には、前記の出演者合戦のときに上がったタレントギャラを落とせない現実もあり、実際ヤッツケ仕事になっているのはどうしょうもない現状にあると嘆いていた。 また、ある人はその話を受け「意外にも・・・」と口を切った。 デジタル放送事業の皮算用でどこの局も新社屋に移転しているが、まだ決まっていない事が多々ある様だ。その1つがデジタル対応型テレビで(このテレビの受信端子現在D1〜D4と4種類販売されている)、この対応端子が全て別物の方式でどの方式で受信するかも決まっていないようだ。 とすると、新たにその対応用プラグを購入しなければと思う。 社屋の事で言えば、六本木に新しく移転した某TV局などは、HP上で堂々と
とうたっている。 何にせよ、裏側の見えにくい業界体質や癒着だらけの現状を何とかしないと飽きられる、と元記者B氏を含むその場にいらっしゃった元現役たちは口をそろえて言っていた。 そして最後に達した結論は... 「“仕事意識”“プロ意識”“プライド”という言葉はどこへ消えたのだろうか。」 と語っていた。 戦後復興を駆け抜けた熱きジジイ達の夜は今日も熱かった。
( 探偵ファイル )
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