華麗な舞台の裏で・・・ 去りゆくアイドルたち モーニング娘全盛のアイドル時代。 皆さんは覚えているだろうか? モー娘。といって思い出すのは、テレビ東京が放送していた番組ASAYAN (通称アサヤン)だ。 先日久しぶりにマネージャーを引退した知人T氏に会った。 思い出話など交わしていると突然、「ゴリサ(後藤理沙)の引退はもったいなかったよねぇ〜」という会話から「アサヤン 三井のリハウスオーデション」の徒然話になった。 三井のリハウスCMと言えば宮沢りえを筆頭に、一色紗英などのアイドルを生み出してきたいわば新人の登竜門的CMであることは誰もが知っているところだ。 そのCMと当時の人気番組だった「ASAYAN」がコラボレイトし、出演者を募集するということで応募者の数も全国各地から8000名を超えることとなりに大変な注目を集めた。 最終的には、皆さんもご承知の通り「池脇千鶴」がグランプリに輝いたわけだが、このオーデション、現在活躍しているタレントが数多く参加していた事に驚かされる。
しかし、なぜに後藤理沙には運が味方しなかったのかということだが、このオーデションは参加に際して交通費などの経費いっさいが個人もしくは事務所持ちであった。 当人後藤は36名まで絞り込まれた時点では残っていたものの姿を消すこととなる。 T氏いわく、36名にまで絞り込まれた時点で彼女が多分合格するであろうと予測していたほどタレントとしてのルックスを持ち合わせていたそうだ。 なのに何故?と思い情報を集めた結果、“事務所の経営上の理由”ではないだろうかと語る。 当時、九州から通っていた後藤が所属していた事務所は、元タレントである「タイガース」森本氏が運営するプロダクションで経営不安が囁かれていたことがわかった(※1)。 ここで1つ運を逃した事になる。 更には、経営続行不能とみなしたのか「タイガース」が所属していたプロダクション「芸映」に吸収合併される。 この事から2つ目の運を逃していたのかもしれない。 芸映といえば古参のプロダクションで、大手とみなされる。 その分、規律がしっかりしているので、個人事務所であれば取れていただろうコミニュケーションが取りにくくなる。 マネージャー、チーフマネージャー、部長、社長らと関わる人や時間が多くなる事で亀裂が生まれてくるケースが多々存在するのだ。 最近復活を遂げた「松本莉緒(旧松本恵)」などもその一人だろう。(※2) ゴールデンドラマに出演して順調に成長していたが、突然の移籍騒動が襲う。 一説の噂として良くあるステージママの仕掛けとも噂されたが、実際のところ本人の“わがままが原因”で、その内容といえば、「現場にマネージャーが顔を出してくれない」という理由だそう。 当時、同じ事務所の「パイレーツ」がブレイクしていて、そちらにマネージャーが時間をとられる事が面白くなかったようで・・・。 さて話を後藤に戻すと、その後順調にも見えたプロモーションだったが後藤にアクシデントが襲う。 “同棲疑惑”である。(※3) 当然ながらその様な事実があれば、プロダクションとしても引き裂く手段を取らざる終えないのがアイドルの宿命である。がしかし・・・・・・。 引退してしまったいま、所属事務所は明確にしていない。 後藤は「ピュアで、おっとりしていた」と言うことだが、あくまでも中学1年生の時点での話であり、現在では様々な噂も流れている。 憶測ではあるが、私が得ている情報を加味して一言いえるなら松本莉緒同様、「人間不信に陥っていたに違いない」と思われる。 アイドル乱立の時代であるから、ルックスだけでは成り立たない。 タレントとして勝ち抜いてゆく過程で要求される事はとても多い。 それこそ信頼できるマネージャと二人三脚で歩んでいかなければ成立しないだろう。 後藤にとって最大の不運はコミュニケーションが取れなかったことか。 ─── 蛇足ながら、コミュニケーション繋がりで言えば、某最大大手プロダクションY本興行の話。 チーフマネージャーはタレントに注意すらもできないらしい。 まあ、会社としての各事務所の方針もあることなのでどうでも良い事だとは思うが・・・。 (※関連記事)
( 探偵ファイル・芸能ライターN )
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