音楽業界のパクり事情 〜 この曲は大丈夫? 〜 先日、某作曲家が著作権を侵害されたとして提訴していた裁判の判決が確定したとのこと。 (参考記事はこちら) 日本の音楽著作権史上において、 「パクり」が認定されるのは初めてのことらしいです。 ニッポンの音楽で「パクり」といえば、昔から言われている有名なところであげると、 雑誌「日経エンターテイメント4月号」より
とかでしょうか。他にも、「これはあの曲と似ている」とかいうのは結構いろいろあるように思えます。 先述の判決は、一審(2000年2月のもの)では「パクりではない」という判決だったために、それを奇貨として「メロディとかをちょこっと変えれば日本ではパクリ裁判で負けることはないだろう」と考える風潮になったのでしょうか。 一審判決の後、「コレはヤバいのでは?」と思えるような曲がいくつか発表されたように思えます。例えば、
写真集:後藤真希(ワニブックス社)より
撮 影:久保田昭人
これは、楽曲のキーと速さを調節して同時に流すと”ほとんどが一緒”というもの。メロディはそれぞれ違うものの、同時に流すとおっかけコーラスになって違和感なく聴けるという凄いシロモノでした。 発売当初は、かなりネット上でも話題になり、2曲を同時に流したMP3なども出回ったので、聴いた人も多いのではないでしょうか。その他には、
唐沢美帆(HMV渋谷店公開ライブにて2002.3.9)
”Way to Love”はフジの月9ドラマ「ラブレボリューション」の挿入歌としてスマッシュヒットした曲です。”First Love”は説明不要でしょう…。タイトルと歌詞の内容から言って、”First Love”を元ネタに作ったようです。2曲続けて聴くと笑えます。 宇多田パパあたりが訴えないかな〜?とか思ったりもしますが。 この”Way to Love”という曲は、フジテレビの番組にて使用されている歌で、 レコード会社がポニーキャニオンなのですが、裁判で敗訴した「記念樹」もフジテレビの番組(あっぱれさんま大先生)の主題歌で、レコード会社が同じポニーキャニオンであるというのは偶然なのでしょうか? 音楽業界に詳しい人の話によると以前から、(作曲家に)曲を発注するときは “〜〜のような曲をお願いします”と依頼するケースがほとんどということなので、こういう似たような楽曲が増えるのも必然なのかもしれません。(つんくを例に挙げて言えば、10人祭の「ダンシング!夏祭り」は美空ひばりの「お祭りマンボ」でしょうし・・・)。 パクりを認定した判決が確定したことで、こういった音楽業界の風潮もなくなっていくのでしょうか? 〜参考リンク〜 ★パクり元ねたリンク集★
( 探偵ファイル )
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