芸能界に蔓延する 自殺とドラッグと宗教 3月25日また一人実力個性派俳優が死を遂げた。 古尾谷雅人。死因は首吊りによる自殺、悲しい事極まりない限りです。 報道で伝えられる故人の生き方・考え方などが伝えられていたが「繊細で真面目」と言う人物像には間違いがない。 「自殺」「ドラッグ」「宗教」。 どうも芸能界ではなくならない様な気がするのは私だけなのか以前から考えていたので、この機会に記事にしてみた。 最近ドラッグで逮捕されたタレントで上げられるのは「いしだ●成」。 無論ご承知の通り、石田純一の息子であり2世タレントである。 石田純一は父親として謝罪をしていた。 批判するつもりはないがどうも釈然としない。 その頃、一成と仲の良いタレントらが所属する事務所では大慌てだった。 一説によれば、相次ぐ容疑者の内定が本来はあったらしいが、それ以降逮捕者は出ていない。 ・・・不思議である。
芸能界のドラッグ事件は山ほどあるが、忘れられないのは「田●まさし」だろう。 盗撮で逮捕。 その後、復帰出来るか?と思った矢先にのぞき&ドラッグで再逮捕。 ただここでタレントさん達を擁護するために書く訳ではないが、芸能人というお仕事は“非常に神経を使う”と言う事は伝えておきたい。 「テレビには魔物が住む」 昔は良く言われていた言葉だ。 ここで言う魔物とはなにか? それは、「自分との葛藤」である。仕事という視点からみれば普通のことだが、立場的に例えると彼らは、「一生涯において企業の中間管理職である。」と考えてもらえれば判りやすい。 だが一般企業と1つだけ違う事がある。 責任とプレッシャーの中、仕事をこなすのは同じだが、一人で感じ、一人で考え、演出をする。 その良し悪しで今後の起用状況は変わってくる。 また誰を師と仰ぐかでも状況は変化する。 その上、ある程度知名度が上がれば実力以上の物を求められるのである。 更には、真面目な人ほど今の自分自身がどうあるべきかに悩んでしまうケースも多い。 そういった事情の中、現実逃避のためドラッグや宗教な等を拠り所にしている感が否めない。 そしてその重圧に耐え切れない人々は?...と考えるといたたまれない気がする。 あの明るく演じて人気の高い「香●慎吾」や「中●正広」「久●雅美」でさえ、最近は宗教関連の雑誌などで頻繁に噂されている。 現在のテレビ番組は出演者がある程度決められた中で動いているのが現実である。 本来あるべきエンタティンメントの姿を忘れている様な気がする。 バブル経済崩壊後、企業の広告宣伝費は減りCDの売れ行きが良くないとも言われている。 とある芸能プロダクションで10億円を超える脱税も平然と行われる状況。 大きなお世話かもしれないが、量産型のアーティストを育てるのではなく、今だからこそじっくりと個性を持ったタレントを育てるべきなのでは?と個人的には思う。 「自殺」「ドラッグ」「宗教」―――――。 どれも否定はしないが、何故その様な状況が生まれるのかを今一度記者自身も含め芸能業界だけではなく、全ての人々が見直す時代になっているのではないのだろうか。 最後に、古尾谷雅人氏にご冥福をお祈りすると共に「ありがとう」の言葉を添えて終了したい。
( 探偵ファイル・芸能ライターN )
|