ハリポタ騒動2
〜映画『ハリーポッター』舞台あいさつ〜
相当な倍率の中で行われた映画『ハリー・ポッター』のハリーことダニエル・ラドルフくんの舞台
あいさつ。立ち見客がズラリと覆い囲んだ会場は、ダニエルくんファンのスクールガールでいっぱ
いだ。ハリポタグッズのマントやめがねを身に付け、さらにはメッセージの入った旗を広げて大、
大、大歓迎の様子。
あまりの騒ぎぶりにカメラを取り出し逆写する監督のデイヴィッド・ヘイマン
「こんな歓迎をしてくださってもうファンタスティックです!」
日本に来れてほんとうに名誉だと語る。「2人とも日本の文化・映画・食べ物の大ファン。
この作品をもってこれてほんとうによかった。」という言葉に会場はさらなる盛り上がりを見せる。
ダニエル:「ニホンノミナサンコンニチハ。ダニエル・ラドクリフデス。
ニホンダイスキデス。」
日本語を長いこと勉強して今日に臨んだその発音はほぼカンペキ。ひと言口にするたびごとに“キャ
〜!!”の悲鳴は轟きを増していった。
ダニエルくんもあまりの歓迎振りに驚きを隠せないようで、緊張しているのか、はたまた興奮してい
るのか呼吸の荒い様子が目に取れた。(大スターとはいえ、まだ13歳の少年。日本に訪れている日
々で経験する出来事のひとつひとつが驚きの連続なのだろう。)
いっぽう、客席では泣き出す女の子や「なんでよ!なんでもう行っちゃうの!!」と叫んでいる姿も
。それもそのはず。彼女たちはこの日のためにやっっ・・・・との思いでチケットを購入し、待ちに
待った当日は朝からウキウキワクワク。前夜はなかなか眠りにつけない子だっていたにちがいない。
学校を早退したり厳しい先輩の目をかいくぐったりとたくさんの困難に打ち勝ってようやくダニエル
くんに会うことができたのだ。しかしだ。その幸せなときはわずか4〜5分程度で過ぎ去っていった
のだ・・・。
▲手作りの旗を振るハリポタふぁん
世界じゅうが注目する大スターなんてそうそうお目にかかれるものじゃない。しかも、胸を焦がした
スクリーンの中のあの人が自分の目の前にいるとは、かなりラッキーな出来事。この日、アドレナリ
ンを噴射した記憶は彼女たちの一生涯の宝物となるだろう。
(探偵ファイル)