世界に羽ばたけコスプレ文化

今、欧米を始め、アジアでもコスプレを楽しむ人々が増えていると言う。
ここフィリピンでも、近頃チラホラとコスプレイヤーを見かけるようになった。

先日、マニラ某所でコスプレを競う「全フィリピンコスプレ大会」があったので、
“どうせ日本に比べりゃレベルが低いだろう”と思いつつ潜入してみると、想像以上にレベルが高かった。

まず驚いたのが本格的なコスプレをしている事。
衣装も手作りで完璧にキャラになりきっている。

↑「ひぐらしのなく頃に」竜宮レナ　　　↑（左）黒魔道士（右）白魔道士


それに女性コスプレイヤーが結構可愛い。
彼女たちのまわりには常にカメコがいたくらいだ。

↑「鉄拳」リリ　　　　　　　　　　　　↑アニータ？


しかし、コスプレ競技は可愛さやエロさで優勝するほど甘くはなく、一番重要なのは自分が楽しみ、周りも楽しませる事だと大会関係者は言う。

↑「NARUTO」チョージ

会場受けの良い人が優勝候補。さすがエンターテイメントの国だ。

その後も色々と会場内を見て回ると、奥のほうからなにやら叫び声が聴こえてきた。
声がするほうへ進んでいくと、そこにいたのは……



フォ〜！！！


レイザーラモンHG！！なぜフィリピンに？！
黒いエナメル衣装にサングラスといういでたちに、スラットした脚線美。
「オッケ〜！！」と言いながら腰を振るパフォーマンスまで見事に真似していた。

彼を見ていると自分が恥ずかしくなるのはなぜだろう……。
このフィリピン人はどこでHGを知ったのだろう……。


競技の結果、コスプレ大会で優勝したのは皆を大笑いさせたレイザーラモンHG。

喜びの優勝者スピーチ


確かに彼のまわりには笑いがずっと起きていたので、エンターテイメントとしては圧勝だったのかもしれない。
この後、彼と話すチャンスがあったので、なぜレイザーラモンHGを知っているのか尋ねてみた。
すると、「お姉ちゃんの友達の日本人が持ってたDVDを見て面白かったから」との事。
きっと彼はそのDVDを見て何度も真似したんだろう……。

このように世界ではコスプレが大人気で、年々レベルも向上している。
近い将来、これら外国のコスプレが日本のコスプレを上回る日が来るのかもしれない。



（おまけ）
「ごくせん」のヤンクミ。

手に持ってるのは何？チュロス？？
「ごくせん」はフィリピンでも放送されている人気番組で、仲間由紀恵も有名人だからわかるっちゃわかるけど……。



イチロー＠フィリピン在住