だぁっはははあ〜〜っ
八坪なんかどうでもいい。おおっやっぱすげ〜かわいい。
どうしてこんなかわいい彼女がこんな男に(金も無いのに)・・・。
聞きたい、ど〜しても知りたい!
おい、BOSS、あんた覚えてるか?
え、何を?
すらっとぼけんじゃね〜よ。俺が東京にいる時のことだよっ!
(何かすげ〜怒ってる・・・・)
俺の大切な依頼者を横取りしたの、忘れたのか?
そのおかげで、俺は、俺は・・会社クビになっちゃったんだよっ!!
(こいつ、こー見えてまだ29才なんだよな・・・かわいそうに・・・)
あ〜、あれね、チミの会社のたった一人のお客さんだった・・・
にゃ、にゃにおうっ!!
そんなの逆恨みだよ、ね、八坪ちゃん、仲直りしようよ、ねっ?
許さね〜!BOSS、勝負しろっ!俺に勝ったら約束どおり彼女を一日貸してやる!!
え、ほんとに!?やろうやろう早くやろう一分でも早くっ!!
ぐっ・・・その代わり俺が勝ったら・・・
(ゴクンッ)勝ったら?
名探偵コナンを全巻読ませるからな
ぎゃああぁあぁあ〜〜〜〜っ
それは俺にとって死刑に等しい宣告だった。
誤ってテレビで見て、ほんの10分で気絶するほどだ。
コ、コナン・・・・馬鹿みたいな謎解き、強引なこじつけ、ヘドが出るキャスティング・・・・。
名前を聞いただけで鳥肌が立ち、うんこがもれそうになる。
俺がこの世で一番苦手なもの、それが「名探偵コナン」だった。
もう、表紙を見ただけで気が狂いそうだ。
こいつ、俺の最大の弱点を、一体いつ調べたんだ?
ど、どうしてそれをっ!?
だって去年のスパイ日記に書いてあったも〜ん♪
墓穴・・・・・
ーRR探偵社・八坪との対決、次号へつづくー