探偵の有史以来、初のソフトボール大会を開催した。
よく伝え聞くのは、マージャン大会とか、カラオケ大会とか、まぁそんなものだ。
探偵イコール不健康なイメージ・・・・自らが作り出してきた、探偵界。
今日という日は画期的な出来事として、後世に長く語り継がれるに違いない。
歴史に残る日だから、我が探偵軍団は最初から勝ちにいった。
まず、ジャージ集団の中、揃いのユニフォームで威嚇する。
これだけで対戦相手はびびりまくった。
しかも私をのぞいて全員、野球経験者で固めた。
かつ、探偵軍団には元巨人軍の探偵もいた。
かぱーん!6人連続ホームランの図
結果は火を見るより明らかだった。
どんなに手加減してもコールドゲームになってしまう。
途中、私は円陣を組み
いいかっ、この回は凡打しろっ!!
と異例の采配をふるったほどである。
大会は、あっという間にケリがつき、探偵軍団が優勝した。
が、このまま終わって主催者側がトロフィーを持って帰ろうものなら、全探偵の恨みを買うに違いない。そこで、私はある作戦を実行に移した。
怒りまくる探偵達をなだめすかし、敗者復活戦を提示。負けた3チームの中からベストメンバーを出すようにお願いした。雪辱に燃える探偵達は、喜び勇んでメンバー決めだ。
私は自軍に対し、以下のような指示を出した。
あ 1イニングに最低3回はエラーすること
い 長打でも一塁に止まること
あとは私がピッチャーなので、わざと打たせることは簡単だ。
試合開始!
やばい、2点を先に取ってしまった。打たせようと真ん中に投げてもかすらないし。
私はショートの白井とサードの山中を呼び
足がつったことにして球を取るな
と、ソフトボール史上始まって以来という、異例の指示を出した。
この作戦が功を奏し、7点を献上することができ、八百長とばれることなく、何とか勝たせることができた。最後に逆転しそうでハラハラする場面もあったが、それもご愛嬌だ。
そして、最後にトロフィーの授与。
そうとも知らず
大喜びの探偵番長とご一行さま
こうして、探偵史上初、大ソフトボール大会は幕を閉じたのであった。
お昼のお弁当も超豪華だったし、みなさん、とても満足したに違いない。
この日記を見るまでは。
★追記★
デカの語源についてのメールが多数来てます。(一日20通以上)
構成上、「知る由も無い」と書いただけで「知らない」わけではありません(゚Д゚)
俺は知ってるぜ〜みたいな勝ち誇ったようなメール、もう要らんぞっ!