スパイ日記
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11月12日(月)



最強の霊能力者と最悪の約束をする2








昨日の続きです。





もう逃げられないと悟った私は、観念して西塔さんの言うことを聞いた。




霊とは




死んだときの無念だけが残ったエネルギー体で、人間のほかの部分は天に昇ってい




るとのこと。つまり、良心や常識が無く、怒りや憎しみ、苦しみの塊・・・・・。




平将門は確か、首を刎ねられて死んだはず。その時の怨念しかないわけか。




私は、何とか心霊ツアーを止めるような話の流れにしていこうと、心に誓っていた。





思い切って西塔さんに尋ねた。





そんなに凄い霊に接触して、大丈夫ですかね?





彼女の顔はみるみる険しくなり、いきなりガバッと私の腕をつかんで思いっきり引っ張り




今までとは明らかに違う、迫力のある声で





こうやって引きずり込まれる人がいたら、引っ張り返すの!!





ちょうどその言葉が終わるか終わらないかの時だった。




バツンッ と鈍い音がして




お店の電気が全部消えた・・・・・。




中央区銀座8−5  酒菜 「おかだ」   11月09日   pm10:50





おおお・・・  満席の客がざわついている。




いいよね、君たちにすればタダの偶然で。






すぐに店の人が復旧させ、明かりが点く。






玉木がおちょこを持ったまま気絶していた。





たまき。





おいっ、玉木!大丈夫か?




ピクリとも動かない。パントマイマーかおまえ?




それとも、平将門にもう引っ張り込まれたのか!?




ここは銀座の居酒屋だぞ!将門塚じゃないぞ〜! お〜い!




数分後、ハッとわれに返って、周囲を見渡す玉木。そして




何も言わずに俺の背中に抱きついてきた。





え〜い!気持ち悪い、離れろっ!!





周囲の目が針を刺すように痛い。どう見てもモーホーの世界だ。




私は疑念の目をした西塔さんに向かって





選手交代ですかね?





と聞いた。すると





私も怖いわよ、テレビクルーと先を争って逃げることあるもん。相手が化け物だと。





そんな相手もいるのか・・・もういやだいやだぁ!俺だけ逃げ遅れたらどうしよう・・・・・




待てよ、さっき、俺はこの世界に触れないほうがいいと確か西塔さんが言ってた。






西塔さん、私は行かないほうがいいですよね?














どうして?











どうして? これは意外な言葉で聞き返された。私は順を追って、さっき彼女に言われ



たことを復唱した。







私、そんなこと言った?酔ってるのかしら・・・・。







お〜〜いっ お〜いっ  お〜いっ ・・・・・・                ←こだま







こうして、私たちの意に反して、心霊ツアーが近日決行されることとなった。






                                   本当に合掌








心霊現象とかけて   奥さんのヒステリーととく




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