今話題になっている、京都で夫を青酸化合物で殺害した疑いで逮捕された筧千佐子容疑者（６７）。彼女の周辺では７人の男性が相次いで死亡をしていることから府警はこれらの事案についても詳しく調べる方針だという。
現段階ではまだ逮捕されただけであり、彼女を犯人扱いすることは控えたい。
ただ、もし報道のとおりに何人も殺して保険金や遺産などを手に入れている可能性があるとしたら……、



彼女は間違いなくサイコパスである。

報道されている彼女の映像を熱心に眺めてみた。
インタビューに対して堂々と、そしてペラペラと答えている姿は印象的で、あれがもし嘘をついているのであれば実に見事なものだし、いくら映像を眺めたところで、私には彼女の嘘が見抜けない。
そんな彼女が嘘をついているかどうかを知る方法がある、というか、知ることのできる人がいる。
世の中には「表情から他人の嘘を見抜く能力」のある人がいるのだ。
この能力はものすごく稀、というわけではない。
アメリカの研究「Ｗｉｚａｒｄｓ　Ｐｒｏｊｅｃｔ」でおよそ１０００人に１人か２人いることが分かっている。
そして、そういう人たちのことを「Ｔｒｕｔｈ　Ｗｉｚａｒｄ」（真実の魔術師）という。
魔術師は、「嘘を見抜く率が８０％以上」と定義されている。
ちなみに普通の人の見抜く能力は５０％であり、研究の中でもさすがに嘘を１００％見抜ける人はいなかったようだ。
なんだかトンデモ研究のように見えるが、この研究を指揮したのはポール・エクマンという心理学教授である。
日本ではあまり知られていないが、実はこのエクマン教授は２０世紀の傑出した心理学者１００人にも選ばれている超一流の研究者で、アメリカドラマ『Ｌｉｅ　ｔｏ　Ｍｅ（ライ・トゥ・ミー　嘘の瞬間）』の主人公カル・ライトマン博士のモデルでもある。

これは私の単なる推測ではあるが、ＢＯＺＺはＴｒｕｔｈ　Ｗｉｚａｒｄかもしれない。
そのうち、容疑者の映像について聞いてみたいと思っている。



ヤブ