●更新日 07/28●
このエントリーをはてなブックマークに追加











長崎 高1女子殺人事件
   渡邉文男









彼女はルームメートの女の子を殺し、首と手首を切断した。
まだ動機は公表されていないが、彼女はアスペルガーだと思う。
アスペルガーは文部科学省の調べで1クラスに1人弱いる精神疾患のひとつだ。
自己表現は下手だが知能は高く、心は非常に傷つきやすい。競争意識もあるために精神疾患を理解できる人がそばにいないと認知されにくい。いじめられっ子に多い、と言えばどんな特徴があるか想像してもらえるだろうか。

彼女の場合、母親が死んで1年、しかも父親が再婚、そして一人暮らし。15歳という難しい年齢期にひどい仕打ちを3連続で受けたわけで、これに学校の問題が加わればいつ暴発してもおかしくない。
アスペルガーの特徴を簡単に書くと、周囲が発信する情報が理解できないので拒絶しているかのように見えてしまい、対人関係がうまくいかない。もちろん、一般的な自閉症とは違うものであるが。
知能が高いだけに分かりにくく、幼児期〜青少年期で周囲から責め立てられたり仲間はずれにされることによって、余計に症状が悪化する。

しかし、この父親は最低だ。母親が死んだと同時に突き放してしまうとは許せない。いくら彼女が新しい母親が嫌だから家を出たいと言っても、父親なら必死で止めなければ。





BOZZ






このエントリーをはてなブックマークに追加


探偵ファイルのTOPへ戻る