●更新日 06/29●
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ソニーだけじゃない日本企業の凋落





先月ソニーの2013年度の業績(1284億円の赤字)が発表になりましたが、電子機器業界にどっぷり浸かっていますと決算報告を見て「あぁ、やっぱり!」と思うことが多くあります。
今回は業界の内部事情をちょっとお話させていただきます。

ある有名電機メーカーが高性能な製品ではなく、利益重視や価格戦略のため、
「とりあえず安いものを!」という方針で製品を開発したとします。そうすると最新の部品を使わずに従来の部品を多く使い、製造設備も同じように従来の設備を使用。その結果、どこのメーカーでも作れる普通の製品ができてしまいます。

iPhone ※画像はイメージです。

さらに、コストダウンとラインナップを増やすために、設計から生産まで別の会社に委託して、販売だけ電機メーカーで行うなんてものもあり、ブランドは違うけど、中身はほぼ一緒の機種がたくさん電気屋さんに並ぶわけです。スマホにいたっては、中国のスマホメーカーのほうが、日系メーカーより新しい電子部品を多く使っているという笑えない状況になっていまして、逆によくいろいろな方面でニュースになる米系メーカーは、常に最新の電子部品を使っています。

挑戦をやめて保守的になれば、落ちぶれていくのは当然の成り行きかと思いますが、
メーカーからすれば、

「だってみんな安いものしか買わないでしょ?」

と判断されているのですから、お互い様なのかも知れませんね。



べい べい @捨てられたエンジニア


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