●更新日 12/15●






ラーメン二郎の戦略




飲食業は強い。いやなら帰れと客に言える。味に自信があればそれも宣伝になる。客を客と思わない接客で独自路線を貫き、40店舗を展開するラーメン二郎。ラーメン店の鉄則『3割に好かれて7割に嫌われなければ成功しない』を地で行っている。我々サービス業と比べたら羨ましい限りだ。
読者から度々「ラーメン二郎歌舞伎町店の対応がひどすぎる。」という投書を受けていたのでどうしてそれでも流行っているんだろうか?という謎を探るために行ってみた。
さて、初めて二郎を食す。


何だこの味は!?


300円でも食べたくない。脂ギトギトで味が濃い。なるほど、塩分・糖分・脂肪分の三拍子。一か月食べ続けると糖尿病になるだろう。カップヌードル好きな味音痴が喜ぶ味。出汁(ダシ)のバランスが悪い。いろいろ入れ過ぎて相殺されている。この味だとあと5年しないうちに閑古鳥が鳴くだろう。

読者情報では
『ゆっくり食べていると早く出ていけと罵倒された。』が一番多かった。
さすがにこれはないだろうと思ったが、信じられない出来事が。
我々(スタッフ1名と同行)は断じてゆっくり食べてなかった。不味いのと店内が臭いのとで早く帰りたかった。なのにスタッフと少し会話を交わしただけで罵倒された。しゃべるなよ!!と大きな声が飛んできた。

行列も出来ていないし逆に5席ほど席が空いている。
「しゃべるなはマニュアルなのか?」と尋ねてみた。
すると顔を真っ赤にしながらしどろもどろで
「ま、まにゅ?何言ってんだ!!」
「……。」
もちろんこちらは探偵なので音声も画像も撮っている。ここで彼の顔を晒すことなど簡単だが、営業方法を探るために来たので何を言われてもこちらの責任である。
「悪いけど行列が出来ていれば喋らないが、今はいいだろ、空席があって客も待ってないよ?」
私の反論に堪忍袋を切ってしまった二郎は
「うるさいっ!早く帰れっ!!」
こんな飲食業が本当に存在したことに感動すら覚え、笑って席を立った。

問題なのは社員の対応ではなく、味の不味さなのだ。店のサディスティック対応に快感を覚えるファンが旨いと錯覚しているに過ぎない。心理学で言えば脅迫観念を利用した陰性症状の引き出し、あるいは代替行為の…もう理屈はやめておこう。
ラーメン二郎の経営者は味よりもマインドコントロールに重きを置いている。極めて単純な答えだった。例えば宗教は型にはめると他の業種より運営が簡単だ。





渡邉文男(BOZZ)







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