●更新日 11/10●








禁煙と嫁






9月に書こうと思っていたことを今。

1年経ったら禁煙成功と巷で言われている。確かに飲み会でみんなが煙草を吸っていても一切気にならなくなった。友人が悪戯心で『吸う?』と火のついた煙草を差し向けるが、一度も咥えようと思ったことが無い。
しかし禁煙はプラスもある反面、マイナスも多い。


プラス面

家族や周囲に毒ガスを流さない。家や会社の壁が汚れない。
朝とか深夜に咳き込まない。歯を磨いても「ウゲッ」とならない。
バーで隣席に気を遣わずに済む。料理や酒の味は2倍美味しい。
飛行機や新幹線、建物の90%が禁煙になったので喫煙スペースを探す必要がなく楽だ。

マイナス面

今までニコチンがシナプスのような重要な脳内物質に取って代わっていたので元に戻るかどうか分からない。自分の場合、ぼーっとしたり軽い鬱になったりした。全国平均で言えば軽い症状で済んだ。
その他、煙草を吸っている人と同席すると逆に気を遣う。余計なお世話だが物書きは煙草を吸ったほうがいい。



私の場合、嫁に


煙草を吸う人への愛は50%引きです。


と結婚する前から宣告されていた。
物凄い名文句だと思う。
いくら貴方が好きでも煙草のおかげでマイナス50点よ、である。

自分の場合、両親と義兄3人がヘビースモーカーだったので医学的に私の肺は15才で既に真っ黒だ。今さら煙草をやめても肺癌の脅威から逃げられない。

自分が主体なのか、家族や周りの身内が主体なのか。
それが喫煙のボーダーライン(境界線)だと思う。

親父は肺癌が頭に転移して何度も手術し、最後はノドに穴を開けられて声も出ないのに一年以上生かされた。義兄も癌で同じような死に方だった。ていうか親戚は全て癌で全滅した。


でも私は100才まで生きる気がする。嫁の力で。






渡邉文男(BOZZ)






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