●更新日 06/24●
牛モモブロックからユッケを作る
調理に使用する包丁・まな板は、熱湯をかけて消毒し、手は念入りに洗いましょう。
比較的安全な方法ではありますが、100%確実に食中毒を防ぐ方法ではありません。
あくまで自己責任で調理して下さいね!
1:牛モモかたまり肉を用意
煮込み用なのは気にしない
これはハナマサ製。安いうえ、1923年の事業開始から食中毒トラブルを起こしていない優良企業。
100g99円のブロックは、脂身が多いパックもあるので注意。
2:食べる分だけ切り、筋や脂身を取り除いて焼く
肉に付いていた脂身で焼くのが理想的
牛脂を刻んで火を通し、油が出てきたら強火にする。
塩コショウしたブロック肉に焼き色をつけていく。各面1分ずつくらい。
全面を香ばしく焼いたら、火から下ろして粗熱が取れるまで放置。
左は納豆のパック これくらいの大きさで1〜2人前
3:トリミング、カット
小さめで切れ味の良い包丁を使おう
手で持てる程度に冷めたら、カットしていく。
2センチくらいの厚さに切り、焼けた部分を削ぎ落としていくと、やりやすい。
この工程で、肉表面についた菌を死滅させられる。
もう少し細切りにしたほうが良い
焼肉屋のユッケは表面を焼かずにカットして処分するが、家庭ではもったいない。
カットした部分は、そのまま食べたり野菜と炒めたりして活用しよう。
秘伝のタレ
タレの基本は、
・醤油 (できれば良い醤油、たまり醤油など)
・みりん or 日本酒+蜂蜜か砂糖 or 白ワイン
醤油と酒類の割合は1:1程度。料理酒は塩分が含まれているので、避けたほうがいい。
ちなみに我が家では、醤油2:みりん1:日本酒1、の割合。
以上の基本のタレに薬味を追加。
・ネギみじん切り
・ショウガみじん切り(すりおろしでも)
・にんにくみじん切り(すりおろしでも。新にんにくなら5mm程度角切り)
・コチュジャン or 甜麺醤 or 豆板醤
・白ごま
・あらびきコショウ
・粉唐辛子
・ごま油
・鶏がらスープの素
・松の実
殺菌効果が含まれた薬味が多いので、積極的に使おう。にんにく・ショウガはチューブではなく、面倒でも生を使いたい。そのほうがおいしいし、殺菌効果も高い。
ちなみに、食中毒を起こした格安チェーンのユッケは、基本のタレにネギを散らした程度。
これも死亡事故に繋がった要因では? との見方もある
我が家の味をオナンに見てもらった。
料理には真剣な男
「にんにくとごま油の風味が強い。自分が作るなら、ごま油は入れない。タレは、もう少し甘みがあったほうが良いかも。秋に作るなら、細切りの梨を入れたい」とのこと。
タレの配合は、各自適当に工夫して好みの味にしよう。
ちなみに、
・オリーブオイル(エキストラバージン)
・バター(カルピスバターなど良いもの)
・ケッパー or ピクルスみじん切り
・玉ねぎみじん切り
・にんにくみじん切り
・チャイブ or パセリみじん切り
・ディジョンのマスタード
・バルサミコ
・タバスコ(辛いのが好きなら)
などを使って味付けし、パンやフライドポテトを添えれば、
モンゴル遊牧民タタール人の料理
「タルタルステーキ」になる。ユッケの原型となった料理だ。
ユッケに飽きて、洋風の味付けで生肉を食べたくなったら、ぜひ試してみよう。
梅宮貴子
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