●更新日 01/18●







水餃子の産地偽装問題、輸入業者と消費者庁に取材!





神戸・香記が水餃子の産地を偽装していた問題について、2011年1月17日に各方面に取材した。

最初に話を聞いたのは、問題の水餃子の輸入元の、サンギ株式会社である。当サイトが取材した時点で、今回の騒動を全く知らなかったという。神戸・香記が販売した内容を説明し、自社の輸入製品であるか確認してもらった。

問題になった製品は、同社が輸入した「蝦入り水餃子」500gパックに間違いないという。袋には、「中国産」と明記されている。

水餃子の産地偽装問題、輸入業者と消費者庁に取材!

品々プレミアムモールでは、1月5日から8日に販売された製品を産地偽装と認定している。

ところが、神戸・香記は問題の水餃子を
昨年から扱っていたことが判明した。


サンギとの取引は、12月9日に始まる。その後、年末までほぼ毎日のペースで取引があり、年明けも1月15日までサンギから水餃子を購入していた。

今回問題になったものは、サンギが出荷した状態のまま、つまり25個入りの袋のまま、神戸・香記から消費者に送られていた。しかし、過去の販売実績を調べると、サイズと材料の表示は同じで、個数の異なるものもある。

水餃子の産地偽装問題、輸入業者と消費者庁に取材!

神戸・香記は、「店長が自ら探し歩いた国産を中心にした豚肉」を使用と宣伝していた。
しかし、サンギの担当者によると、
水餃子に使われている豚肉は中国産である。


続いて、消費者庁の表示対策課に連絡を取った。ロールケーキの問題に続き、水餃子の産地偽装について詳細な情報を提供。消費者庁では、それらの情報を確認し、対応を検討するとのことだった。

翌日18日、消費者庁から産地偽装について見解を得た。

表示と実際が違うので、景品表示法に抵触する。


適切な表示であれば、消費者は買わなかったかもしれない。しかし、不正な表示を見て誤認し、それを選んでしまう。これを「優良誤認表示」と呼ぶと、担当者は説明する。今後、消費者庁が一連の問題について、調査を進めていくはずだ。


神戸・香記は、もう逃げられない。



高橋




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