●更新日 08/24●






扇風機とクーラーをつけて寝たら死ぬのか




クーラーと扇風機をつけたまま寝ると死ぬという噂は本当だろうか。探偵ファイルでは、決死の調査の結果、非常に信頼できる参考文献を発見した。

参考文献MANGA 非常に信頼できる参考文献MANGA

噂の信憑性はますます深まった。悲劇を未然に防ぐためにもさらなる調査が急がれる!早速調査員が身をもって実験を行った。

クーラー 環境に優しい17度

扇風機 扇風機は強

実験 実験開始

念のため、体温を測っておく。

体温計 36.6度

本当に死ぬことがあるのだろうか。私は不安を覚えた。しかし、日本中のクーラー・扇風機ユーザーの方々の安全を守るためなら命は惜しくない!「命の使いどころ」と書いて「使命」だ!

1時間経過


もうやだツライ帰りたい。


本日の最高気温は33度。最初の数分は最高に快適で「涼しい部屋でごろごろするだけの簡単なお仕事です。おほほ、労働者の皆様お疲れ様でした」などとへらへらしていられたが、やがて洒落にならないほど寒くなってきた。扇風機の風が非常に不快な感じで突き刺さる。これが“体温を持って行かれる”という感覚なのだろうか。実験の性質上眠らなければならないが、寒すぎて眠れない。

体温を測ってみよう。

体温計 35.1度

…。

ニノマ は?

もういいや、知らん。気合いで眠る。





・・

・・・



私は夢を見ていた。
深い森に住むキャディさんの家に行った。「冷たいホットコーヒーと温かいアイスコーヒーどちらが良い?」と聞かれた。冷たいホットコーヒーをお願いする。飲んでいるとそれが冷たいホットコーヒーなのかアイスコーヒーなのかわからなくなって不安がぐるぐる膨らんだ。「これは何?」と尋ねると「あなたの母もそうだった。疑念を拭えない。あなたの目は病んだ犬の目。あなたは生涯、恐怖と惑乱の中で懺悔しつづけるのだ」と言った。キャディさんには顔がなかった。

目が覚めると、頭がガンガンする&鼻が完全に詰まっていた。時間は40分ほど過ぎていた。

睡眠中 睡眠中の私。

死ぬほどだるい、が風邪とは違う感じだ。体温計に手を伸ばそうとして驚いた。
間接がカチコチに固まって身体が鉛のよう。
あまり寒くないのが逆に恐い。これはちょっとヤバイのではないか。そして、検温……、

体温計 34.0度

あれ、なんか、気持ち悪い。
ここではマズイと思い立ち上がる。生まれたばかりの仔牛のように足腰がぐらぐらだ。
それでも壁伝いにトイレをめざした瞬間、

ゲロ あじゃぱー。

ゲロを吐いてしまった。うう。
ゲロあったかい。うう。

恐ええ、クーラーと扇風機恐ええ。カメラマンに尋ねると「寝ている間身体に触ったら死体みたいに冷たかったよ。ユダヤ人恐いって寝言言ってた」という。しかし、なんとなくわかった。

扇風機とクーラーをつけて寝てもおそらく死なない。
寒さで起きてしまうのだ。問題になるのはクーラーよりも扇風機の風。ひどいことにはなるが。

扇風機の風にあたりながら泥酔して寝た人が死亡する事件が実際にあったようなので、幼児やお年寄り、泥酔者、身体が弱った方は危険かもしれない。どちらにしろ身体に悪いのは確実なので、残暑厳しいこれからも皆さんどうか気を付けて!





ニノマ




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