●更新日 06/29●






ハトにエサを与えないで下さい




残念ながら鳩山の4コマとかじゃないです。総理辞めちゃったしね。
騒音問題関係の話です。ひとまず今回で一旦最終回です。


まず、↑この動画の続報というか後日談です。

私がいつもの様に騒音業者パトロールをしていると、↑の動画と同一の柏ナンバーの車が性懲りもなく拡声器騒音をまき散らしている場面にたまたま遭遇。
どうやら前回の↑通報の時には現場到着した警官が取り逃がしてしまったらしいので、
今回改めて110番通報。突然の出来事で興奮して録音は失敗したものの、今回はしっかりと“一般廃棄物運搬許可証”“古物商許可証”の件もバッチリ伝えました。

5分後、警官到着。

ハトにエサを与えないで下さい
その後、この業者はこの地域に姿を現さなくなりました。
やはり、110番通報は効果があるようです。
しかし、新たな問題が浮き彫りになりました。
↑の画像で分かる通り、この地域の住民の老人が「有料なのか?テレビはいくらだ?タンス引き取って貰うのはいくらだ?」と利用する気マンマンで業者と話しこんでいて足止めしてくれていたので警官が間に合ったのだが、問題はこの老人

この地域は、ネットもできなきゃ騒音廃品業者に何の疑問も警戒も持たずに回収業者を利用してしまういわゆる本当の意味での“情報弱者”な老人だらけの地域。
悪徳騒音業者からみたら早い話がカモだらけな訳です。

業者側からすれば、利用者が居るという事は
「この地域は金になるな。重点的に廻ろう」と思うわけです。
つまり、騒音業者を利用してしまう事で、よりいっそう騒音業者を呼び寄せてしまって騒音被害が酷くなる、という仕組みです。

よく「ハトにエサを与えないで下さい」という看板があるでしょう。
人間がハトにエサを与える事によってハトが住み付き、糞害などに悩まされる、というヤツ。
あれと全く同じ事なんです。ハトじゃなくても猫でもそうですね。
この手の騒音業者を利用するという事は、手っ取り早くゴミを処分できて自分は良いかもしれないけど、その代償として騒音業者が居付く事になり、ご近所さんや地域一帯を騒音被害に巻き込んでしまうという事なんです。
ですので利用するのは絶対にやめましょう。
お住まいの市区町村のルールに従って出しましょう。
ボッタクリ被害に遭っても自業自得と言われちゃいますよ。


…とは言ったものの、さらに掘り下げれば、その市区町村こそが問題。
まず、市区町村の粗大ゴミに出すには、粗大ゴミシールを買って貼って、電話をかけて、さらには重い廃家具を玄関先や指定の場所まで自力で運ばなければならない。これでは非力な老人には無理がありますよね。しかも市区町村ごとによってもルールはマチマチで全国統一一元化してないからややこしい。完全に行政システムの不備です。不便です。

そこに目を付けたのがこの手の悪徳騒音廃品業者というわけです。自宅に上がりこんで荷台までドライバーが運ぶし、シール購入や電話などもしないでその場で即・回収ですから。
システム改善もせずモグリの業者を野放しにした行政の罪は非常に重いと言えます。

また、家電リサイクル法制定後は、タンスや机などの粗大ゴミの他の、テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫は粗大ゴミではなく購入した店に出す事になっていますが、そこら辺の周知も全然満足に出来てるとは言えないのが現状。パソコンは更に別で、製造メーカーに送る事になっています。
皆さん知っていましたか?

「何だか色々と面倒臭いから軽トラ業者に出しちゃえ」というのもこの問題の一因。

昔はこの手の業者が少なかったので拡声器の音がたまに聞こえてきてもそこまで気にする人は少なかったと思います。元締めに雇われたその日暮らしのドライバーや、勝手に新規参入してくる者などの大増殖が、毎日5回も6回も「こちらわぁ〜」の騒音をまき散らす事になり、今こうして大問題となっているわけです。不景気の影響もありますね。とにかく数が増え過ぎた上にちゃんとした業界団体も自主規制も自浄作用もなく、やりたい放題やってたのがマズかった。

この手のドライバーは他に職や行き場の無いような人達が多数なので、当然、条例や許可証の事すら知らないのにこの仕事をやっている、というのが殆どなんです。
法知識が無くとも、せめて最低限のモラルと、人様に迷惑をかけているという自覚さえあれば、私も潰しにかからなくてよかったのですが。

ひとまず今回でこのシリーズを一旦打ち切りますが、その理由としては

1.ここから先暫くは水面下での活動がメインになる事(探偵ファイルは騒音業者の中の人も多数見ているので、こちらの動きや手の内を読まれない為)と、
2.選挙が始まってしまったので、選挙騒音とこの問題を混合しないため、選挙カーに間違って110番しないように一旦表舞台から身を引く為。
です。

本当の最終回というわけではありません。
水面下では撲滅に向けて常に動いてますし、また暫く経ったら経過報告も含めてこのシリーズ記事は復活します。
うるさい限り、この問題は徹底的にやります。
静かにすれば、ひとまず何も言いません。音量を55db以内に。それだけです。


【シリーズ一覧】______________________________
こちらはぁ〜 廃品回収車でぇ〜す!
「こちらはぁ〜廃品回収車でぇ〜す」に大反響
廃品回収車を叩くなら根拠を示せよ!
【永久保存版】悪徳騒音業者への反撃方法教えます! ←オススメ
選挙カーと選挙演説の騒音対策 〜逆転の発想
【参考に】______________________________
市区町村の粗大ゴミ料金表(練馬区の例) 安い!
家電量販店のリサイクル回収料金表(ヤマダ電機の例)


今後、水面下では 数多くの読者様から頂いた被害報告メールも証拠として持参し、環境省や東京都に直接話に行く事も考えています。陳情やその他極秘の作戦も。ではまた近日!



オナン




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