●更新日 02/28●






全面禁煙の波紋




長妻厚労相が25日全国の地方自治体に飲食店を含む公共の場での全面禁煙化を通知した。
罰則規定は無いが、各県の生活衛生営業指導センターは指導勧告することができる様になる。

これに先がけ神奈川県は4月から罰則規定(二万円以下の過料)がある受動喫煙防止条例を施行する。
対象となる飲食関連企業に取材したところ、日本マクドナルドは県内298店舗を完全禁煙にするということを発表している。ロイヤルホストを展開しているロイヤルグループも全店を禁煙にして行くという。



ファミリーレストランより、受動喫煙防止条例の対応に苦慮しているのが、お酒を提供する居酒屋などの飲食店である。
牛角などを展開するレインズインターナショナルの担当者は分煙をするために店内一部改装を行っているところですと話す。つぼ八グループも分煙をする方向で対応していくということだが、担当者が 言うには、「居酒屋店ではないが、しゃぶしゃぶのお店で始めから禁煙で開店したが、喫煙ルームに行くのが面倒とか入口の禁煙の看板を見て帰ってしまうなどの客離れで、禁煙を止めて分煙に直しましたよ」「ただでさえこの不況で売り上げが落ちているのに、更に禁煙化なんてことに困惑していますよ」と嘆いていた。



養老乃瀧の担当者は、「県内の直営店3店舗が条例に引っ掛かり分煙化する予定ですが、ほとんどがフランチャイズ店で条例の百平方メートル以下の対象外の店舗にはなっているが、各オーナーさんには書面で通知はしてあります。この先をどうしていくかはまだ検討していません」と話す。

大半の担当者が言うことは、時代の流れがそういう方向で動いているのでしょうがないのでしょうがかなり厳しいですよ。平等にやるならいいでしょうがそうではないので何処も様子を見ながらですという。



今回の厚生労働省の全面禁煙化発表は健康増資法に基づいてのことだが、国民が長生きして今以上に高齢者医療費が膨らんだらどうするのだろう?



探偵H





◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事