●更新日 02/26●
最近、テレビであからさまにトヨタを擁護するニュースが目立つ。ワシントンなどの街頭インタビューで絶対に少数であるはずの声だけを集めて放送している。ナショナリズムにすり替える報道も多い。 トヨタ社長の数度にわたる記者会見や米公聴会出席などテレビを賑わしていますが、プリウスの問題に対する説明に納得できず、このもやもやとした気持ちをどこにぶつけるべきかわからず、BOZZ宛にメールを送らせていただきます。 当初、トヨタの副社長が記者会見した時のメディアを通じての説明では、低速走行している時、回生ブレーキから油圧ブレーキに切り替えられる事がありその際に約1秒の空走時間が発生する。という内容だったと記憶しています。 さらに、記者会見した副社長はフィーリングの問題と捉えているという説明をしていました。 また、1月の末頃から生産した車(プリウス)については、プログラムを改修し約1秒の空走時間を 短縮したという説明でした。 しかしながら、1週間ほどしてからでしょうか、社長が出てきてからの説明では、ABSのプログラムが従来のガソリン車と違って、ブレーキを開放する時間が制動距離が若干長くなってしまうという内容に変わっていました。その内容からは、回生ブレーキという単語は出てきてないと思います。 対策内容は詳しく覚えていませんが、従来のガソリン車同等のプログラムに変更するという内容だったと思います。 公表しないまま対策プログラムを開発し、量産車に適用していた事の是非はすでにメディアでも取り上げられているので割愛しますが、説明内容がいつの間にか変わっていると言う事には、私の知る限りではどのメディアも取り上げていないと思います。 なぜ、トヨタは途中から説明内容を変えたのでしょうか。 最初の会見の時には既に対策プログラムで量産していたので、最初の説明が間違っていたとは考えにくいです。私には、副社長の「フィーリングの問題」という発言を打ち消そうとしているように感じます。 また、なぜ誰も説明が変わった事について問い質さないのでしょうか。結局、大口のスポンサーの一つであるトヨタには逆らえないのでしょうか。いつかの三菱自動車の問題の時には容赦なくたたかれてましたが。 さらに、私が見たメディアでのABS云々の説明の中で、「例えば時速20キロでは…」という説明をしていましたが、ABSが働く速度域は上は際限ありませんが、下は時速10〜20キロ程度のはずです。なぜなら、タイヤをロックしなければいつまでたっても車は止まれませんから。 制動距離の差が大きくなる高速状態での説明を省き、あえてABSが効かなくなるかも知れない時速20キロでの説明をなぜしたのか、私には理解出来ません。 知らない人が多いと思いますが、トヨタと言えばジャストインタイムを謳って自社では在庫を抱えずに部品メーカーに押し付けたり、やくざのようなやり方で部品単価の値下げを要求したり、反面、袖の下を出す会社には甘いという社風です。 そんな会社が現実に一般市民を欺くようなことをしていると思うといてもたってもいられません。 かといって、私個人では何も出来ないとジレンマを感じているところです。 金があるやつは強い。その最たる証だと思う。 BOZZ |
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