●更新日 02/07●
派遣切り・リストラ…海外で就職できる?
不況が続く現代……派遣村の人々を尾行すると、ロクでもなかったことが、BOZZの調査で判明した。
相談に応じてくれる派遣村
そんな駄目連中を尻目に、苦しい境遇の中、這い上がろうと努力する人々も多い。
しかし、努力の仕方を間違えると、自分を追い詰めることになる。
派遣切りに遭い、再就職活動がままならない某氏は「日本は不況だから駄目だ」と考えた。
多少英会話ができたため「アメリカの大都市なら仕事もあるはず」と、ロサンゼルスへ。
アメリカの大都市は活気があるが
しかし、100箇所以上を回るも、相手にされず……渡航費用&滞在費が無駄に。
そう、現在は、日本だけが不況なのではない。
世界不況なのだ
アメリカでもホームレスが増加
「JOB WANTED!」と書いたプラカードを掲げたホームレスも居る。
しかし、諦めきった奴は、
世界的駄目人間
「ビールちょうだい」
本国の国民がこの状態で、日本人が入り込む余地があるわけない。
日雇い派遣で貯金し、東南アジアに渡り仕事を見つけた福井さんは、
「現地採用組って、そんなに甘くないです。日本での経験、自分自身の技量、現地人が持っていない何かを見せ付けられる能力。どれか一つでも欠けた人は多くが長続きしません」
……と語る。
どこの国で就職する場合も、ビジネスレベルの現地語に加え、英語も相当のレベルを求められる。
「日常会話ができる」程度では相手にされない。
実力で現地採用された福井さん
日本の派遣会社時代の上司は、福井さんに対して「1ヶ月で50人以上面接したけど、実際に採用したのは10人いるかいないか程度。落とした大半の応募者からは“やる気”が見えてこなかった。特に他の日雇派遣会社を切られた人は尚更」と語ったという。
日雇い労働だからとナメてかかる心がけでは、どこに行っても仕事はできない。
いくら不況だといっても、
日本人が最も就職しやすいのは、日本
安易な気持ちで海外に逃げ場を求めても、受け入れられるわけがないのだ。
梅宮貴子(協力:Traveler's Supportasia)
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