●更新日 12/28●


もうすぐダウンロード違法化施行!


2010年の正月より、ダウンロード違法化が施行される。

昨年の記事で述べたとおり、「違法であると知り、故意にダウンロードした証拠が必要」なうえ、「罰則ナシ」なので、「ザル法」と言われている。

また、Youtube等のストリーミングで複製動画を見ても、ダウンロードではないので違法にならない。


写真
ドラマや映画を勝手に配信している中国のYoutubeパクリサイト


また、「プログラム」に関して、現時点ではダウンロード違法化が適用されない。
違法アップロードされているアプリやゲームが、年明けも野放し状態になることが懸念される。

社会問題になっているマジコンを現在も売るショップの店長は、


写真
「マジカル北京」代表の山崎鍛氏

「マジコンは、買ったゲームを自分で吸い出してまとめて持ち歩いたり、ゲームを改造したり、セーブデータをバックアップする使い方が中心。よいこのみなさんは買ってるから問題ないが」

「1本しか売れなくても世界中にコピーが蒔かれる時代。ビデオもダビングは違法でも、レンタル屋が買ってくれるから成り立ってる。いずれにせよ、ちょっと検索すればROMが出てくる現状。違法化でもユーザーから見せしめ逮捕者でるまで、何も変わらないでしょ」


……などと語る。


写真
数多くのDSのROMサイトが閉鎖されず健在


違法化による最大のメリットは、権利者側が「ダウンロードは違法」と明確にできること。
着うたなどを違法と認識せず、ダウンロードしている子ども達も多いので、学校教育などで働きかけていけば、効果があるだろう。


違法ダウンロードは、様々なソフトを無料で入手できるメリットがある。
しかし、ウイルスに犯され、個人情報が流出するケースも多い。
社会的地位を失うリスク
……を背負ってもいいのか、よく考えよう。


写真
2007年には警視庁から大変な情報が流出し大騒ぎに


全てを失っても、誰も同情などしてくれないのだから……



梅宮貴子(取材協力:マジカル北京)



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事