●更新日 12/27●
嘘のような不幸な話 BOZZ
不治の病にかかった私は、あらゆる科にたらい回しにされ、行ってないのは小児科とか。
挙句、生命維持装置のようなものを取り付けられ、寝返りも満足に出来ない日もあった。
そして、恐怖の院内感染。
新型インフルエンザ様、ご襲来。
丸二日間39〜40度の高熱に襲われ、死にかける。
部屋に設置されたバカでかいゴミ箱
看護師の態度が一変し急に冷たくなる。まるで戒厳令が敷かれたようだ。
熱がやっと下がった三日目、医師が来てこう言った。
「どうかな、どうせ免疫異常にはあげられる薬もないし…?」
「…は、はぁ…」
「インフルだと部屋から一歩も出られないしね、院内の倫理として」
「…(追い出したがっている?)…わかりました。」
退院の手続きをし、搬送用のエレベーターに載せられる前に
「あ、まだ数ヶ月の乳児がいるんだよね? 一週間は家に帰っちゃだめだよ。熱下がってもインフルの保菌者だからね。むしろ誰とも会わないほうがいい。」
一体どこで正月を迎えろと?
パクった佐々木秀行よりも辛い正月が待っていた。
ちなみに、この薄情な病院名は公開しないほうがいいだろう。
東京医大とは口が裂けても言えない。
BOZZ
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