●更新日 12/21●





入院記  〜難病



先生が複雑な表情をして私の病室に来た。
「…私もびっくりですが…よく聞いてください。」
自己免疫が異常で…すごく珍しい病気です。何万人に一人くらいの…」


自分の体が自分を異物と間違えて攻撃する病気。


自分で自分の臓器の細胞を破壊して発症する病気で、癌のように治癒しない。
確かに2週間前は昏睡して死にかけたし、今年は何度も病気に見舞われた。その原因がやっとわかった。

聞いた時にまず思ったことは、病気まで自分らしいというか(笑)。
先天的なものだから、普通は子供の頃に劇症して命にかかわる病気らしいが、どうしてこの年になるまで発症しなかったかは先生もだそうだ。
何かの使命があったのだろうか? それも謎だし、地球の寄生虫としての寿命がいつ尽きるかも、謎。






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