●更新日 12/07●





ノーベル爺と金メダル隊は去れ 2




またまた沢山の反響をいただきました。まずは世界大会に出ている選手の声を抜粋します。




JOC派遣のアジア大会やオリンピックの代表になると、必ずスーツケースが一人に一つ与えられます。オリンピックの代表になる選手は、大体アジア大会の代表を経験している訳で、そんな選手は、自宅に数多くのスーツケースを抱えることになります。(実は私も○つ持っています)
スーツケースの中には広島で行われたアジア大会でもらったものもあり「海外に行くわけではないのにスーツケースいらないよ、もったいないよ」と呆れたものでした。
そんな端的な部分を抜き出しても、スポーツの世界も利権や癒着でがんじがらめになっていて、補助や助成で太っている方もいるかと存じます。「金メダル隊」の選手は、競技的に実業団の支援を受けにくい種目の方々で、それでいて、彼らは実力で企業からの支援を勝ち取った選手達でもあります。
山本先生は別ですが...
彼らは、「強くなったら企業から支援を受けられるから助成に頼るような選手になるな!」とメッセージを出すべきではなかったのか、と思いました。
私のしている種目は企業から支援を受けやすい競技であるため、安全地帯から叫んでいるだけじゃないかと反論されるかもしれません。
しかし、アマチュアのプロ化による「頑張れニッポン」キャンペーンの混乱やJOCによる競技別の助成金配布(アジア大会やオリンピックのメダル数で配布率が変わる)での胡散臭さを知っている身からすれば、日本国内のスポーツマフィアの暗躍を感じてしまいます。
科学分野だって同様で、野依さんは理化学研究所の理事長ですけど、理化学研究所は、戦前の資金難の時代に「金がなくなったら、紙と鉛筆だけでも研究は続ける。」と啖呵を切った方もいたそうじゃないですか。
やる事やらない(ここでいう「やる事」とは、当然組織としてのCRを指しますが)で、「金だけよこせ」というのは一番美しくない姿だと思いますが如何でしょうか。







さすが、選手の声です。日本の将来のためには金が必要だとメディアに踊らされる大衆にとって、一番効能がある言葉だと感じました。
私は助成をゼロにしろとは一言も言ってないです。家を建てるとします。大金持ちは別として、手持ちが決まっている人はいろんなところを節約しますよね。まして日本は大金持ちでもなく手持ちすら無く、莫大な借金をしながら、なおかつ家を建てようとしているのです。現実的に絞るだけ絞った予算でしか家は立ちませんよね。それを「8人家族だから8LDKにしておまけに特別室を作れ」と言っているのがノーベル爺や金メダル隊なのです。窮状を承知でざっくりン百億円くれは無いだろうと。私からしてみればローン地獄の親を困らせる駄々っ子にしか見えません。
人件費や固定経費、物の流れを見直すだけで私なら三分の一以下の予算で同じ効果を出す自信があります。同じ効果なら、今の日本、安いにこしたことはありません。国を愛するならまずそこから考えを改めるべきではないかと。そう思いませんか?




BOZZ





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