●更新日 08/29●


聞いてはいけない民主党の本音


衆議院総選挙が迫っている。
民主党が政権樹立する確率は100%

と語るのは、自民党議員の秘書達。
目前に迫った総選挙に備え、自民党代議士秘書4名、民主党代議士秘書3名に話を聞いたが「確実に民主党が政権を取る」と言い切ったのは、意外にも自民党の秘書だった。

麻生首相
街頭演説を行う麻生氏

一方、民主党の秘書は「民主党が政権を握る可能性は高い」と、やや控えめ。
取材を進めると、彼らが政権樹立を手放しで喜べない、深刻な事情が見えてきた。

民主党の某議員の政策秘書を務める某氏は、

「今の民主党では政権を運営できない」

……と苦々しく語る。

鳩山代表のポスター
政権交代を呼びかける鳩山代表だが


「民主党は官僚とのコネが無い。民主党のセールスポイントの 一つは『官僚との癒着を無くす』ことですが、逆に言えば癒着できていないだけ。与党としてそれはキツい」と理由を述べる。

まるで官僚との癒着を正当化するような物言いだが、実際その通りなのだという。

「例えば立法。自民党の場合、本当の議員立案はかなり少ないんです。ほとんどの場合、他の省庁との兼ね合いを気にした官僚から、議員立法の形にしてくれと頼まれている。例えば、自然再生推進法は国交省との衝突を懸念した環境省が、議員立法を緩衝材にして作った法律です。民主党はそのノウハウがまるでない。誹謗中傷やスキャンダルでの解散はありえませんが、政策面での解散はありえますからね。どうなることやら……」

自然再生推進法

つまり、民主党は必要悪として官僚との癒着を必要としているのだという。そのため「総選挙後、コネを持った自民党秘書を引き入れるようとしている民主党議員もいる」との話もあった。

また別の秘書は「昨年の10月頃から、霞ヶ関官僚が議員会館によく顔を出すようになった。最近では某庁の事務次官まで挨拶にきた。向こうも突貫工事で民主党とのコネ作りに勤しんでいるわけです」と語る。

自民打倒を目指した民主党の次の目標は、「自民党化」ということか。



梅宮貴子 (情報提供:政治家太郎)



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