●更新日 05/23●


新型インフルエンザの真の恐怖


新型インフルエンザ感染者5月21日現在286人。メキシコで新型インフルエンザ感染拡大のニュースからもうすぐ1ヶ月が経とうとしており、日本でも日が経つにつれどんどん感染者が増えている。
新型インフルエンザの予防の仕方といえば

1.マスクの着用



2.帰宅後の手洗いうがい

これに関しては最善な予防方法であり、感染率が最も高い体液感染を防いでいるといえる。

しかしなぜ予防をこれほどまでうるさく言っているのか。理由のひとつに新型インフルエンザのワクチン量産開始が7月中旬以降になるという発表が世界保健機関(WHO)でなされていることがいえる。これからも感染者が多くなることをふまえると6月はなんとしてでも感染者拡大を抑えなければならない。むしろ流行りだす今秋に間に合うかどうかも定かではない。
以下最も感染率が高いシチュエーションを紹介する。

例:新型インフルエンザ感染者Aが電車内でくしゃみ、つり革につばが飛ぶ
                    ↓
1時間後に健常者Bが電車に乗り、Aがつばを飛ばしたつり革を掴みながら帰宅、手洗いうがいをせずにそのまま飲食

                    ↓

          B、新型インフルエンザ感染
 

このように感染するのはとても簡単である。補足すると、新型インフルエンザ感染者のつばや鼻水が電車のつり革やレストランのテーブルなどに付着してから約2時間はウィルスは生きている。

また、新型インフルエンザで怖いのは、下痢や嘔吐といった新型インフルエンザ型にあてはまらない症状が多く確認されていることである。本来インフルエンザの典型的な初期症状のは発熱であり体温は40度まで上がるというが、アメリカの専門家Richard P. Wenzel医師がメキシコの病院で診たところ、3分の1の患者が検査のときに発熱していなかったという。

手洗いうがいひとつで辛い思いをせず自分の健康を守れると思えば安いものだ。



吉良玲



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