●更新日 03/29●


八百長裁判〜朝青龍と相撲協会に白星


写真

写真

3月26日午後、

「週刊現代」による八百長疑惑記事により名誉を傷つけられたとして講談社VS日本相撲協会と、朝青龍をはじめとした力士30人が真っ向対決していた訴訟に判決が出た。

裁判長は「取材には裏付けが足りず、八百長についての具体的証拠も足りず、週刊現代は発行部数も70万超で何度となく報道もされ、社会的影響も大きく現役力士たちの力士生命も脅かしかねない責任は大きい」としたうえで、講談社側に合わせて総額4290万円の損害賠償の支払いを命じた。
つまりは、相撲協会とドルジの完全勝利という事だ。
この4290万円という金額は週刊誌訴訟の賠償額としては破格の金額。公判には現役横綱である朝青龍本人が証人として出廷するなど前代未聞の展開を見せた事もあり、それほどまでに大きかった社会的影響力を裏付ける金額と言えるだろう。

賠償金内訳は、ドルジ氏(横綱朝青龍)に ¥1100万

相撲協会に ¥600万

栃東関をはじめとした力士6人に1人当たり ¥600万

琴欧州たち力士8人に1人当たり ¥22万   となっている。



とりあえずこの日出廷した当事者である武田頼政氏の閉廷直後のナマ囲み取材インタビューをノーカットでどうぞ。

武田頼政氏は控訴をする気のようで、次の戦いに向けてやる気は満々のようだ。しかし、次の裁判で武器として使えるような新たな証拠・新証言についてはアテが全く無いようで、戦況はお世辞にも好転しそうにはないようだ。

ちなみに、「私は八百長をした」と虚偽の証言をしたものの裁判所には証人として認められず、揚句に「ごめんなさいウソでした」で困惑を招いたロシア出身でシャブ中でクビになった元若ノ鵬について武田頼政氏は、「あの件関わってないから良く分からない」と一切の関係を否定した。

「そう簡単に“八百長があった”と裁判所が認めるわけにもいかないのかなァ」

「八百長は昔っからあるしそれ無しではいられないシステムになっちゃっている」

「全体の雰囲気として八百長が無いと言う方がもう無理がある」

と主張する武田氏と相撲協会の戦いはまだまだ続きそうだ。



オナン



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事