●更新日 03/26●






オーマイニュース閉鎖  〜探偵ファイルは?



ソフトバンクと提携し鳥越俊太郎まで動員した鳴り物入りのネットニュースサイト、オーマイニュースが閉鎖を発表した。原因は閲覧数や広告収入の低迷とのこと。
読者に記事を書いてもらう新しいシステムを採用していたが、私は最初から疑問に思っていた。記事の原稿料がたった300円かよ、で(笑)。そんなはした金でアップされている記事なんて誰も読まないだろうと。鳥越編集長や経営陣の高額ギャラを考えれば300円に抑える必要があったのだろうが、肝心の原稿料が電車賃にもならないのでは話にならない。

それと、広告収入の考え方が問題。いったいどんな計算をしていたのだろうか。たった2年であきらめるくらいなら最初からやらなければよかったのにと思う。探偵ファイルは最初の2年広告収入ゼロで1億8千万円の投資をした。

今はブログが全盛で、芸能人にギャラを払って大手が運営するカタチ。よく出来たシステムだなぁと思うが、まぁこれもあと数年で飽きられるだろう。個人がどんなにおもしろい記事を書けたとしても1、2年が限界だし、芸能人のブログもたまに話題になるだけで閲覧数自体はたいしたことがない。
寄せ集めの閲覧数で広告収入を稼ぐやり方はいずれスポンサーの要望に適わなくなっていく。

私に『探偵ファイルのCMはアフィリエイトですか?』というメールがたまに来るが、つい最近まで意味を知らなかった(笑)。何でも、読者がバナーをクリックしたら手数料がもらえる広告のことらしい。うちは一度もアフィリエイト広告を掲載したことがない。

オーマイニュースしかり、記事に思い入れが無いサイトは広告収入も減り消滅するのだろう。
例えば佐々木事件の原稿数はたかが知れているが、動いた探偵の延べ人数は700人。調査その他の費用は3000万円を超える。(警察もドロボウ捕まえてからの捜査だけで約300万円かかる)
事件を追うのは大変なリスクを負う。記事にならないこともたくさんある。
それでも続けられるのは「探偵ファイルを知り、被害に遭わずに済みました。」の声があるから。
その数、佐々木事件だけで300人以上。どんなに辛い思いをしても嬉しい一瞬があるからやめられない。


気概のある記者、募集中。そろそろ第2世代へサイトポリシーを引き継ぐ頃では。




おととい発売の週刊朝日で佐々木の隣に並んでしまい共犯者のようなBOSS







◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


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