●更新日 03/07●





龍が如く3



渡哲也など声優陣が豪華なPS3の話題作。クリア後の感想(プレイしたい読者は見ないが吉)

シナリオ     2点  全て消化不良
音楽       1点  矢沢永吉が完全にミスマッチ
遥(はるか12歳)9点  主役を食う魅力
真島       1点  主役より人気があるのに活躍しなかった
サブゲーム    5点  本篇より圧倒的に長いプレイ時間  
バトル      3点  10人のボスキャラみんな弱い
エンディング   0点  最悪!!
キャバクラ    2点  ダラダラ


エンディングが全て。東映Vシネの任侠シリーズよりタチの悪い終わり方だった。ヤクザをもっと勉強してからシナリオ書くべし。1はまだヤクザっぽかったのに2→3と進むにつれて劣化していく。
CIAと対決するヤクザって何? 浮世離れしてちっとも感情移入できない。
やっぱり誰もプロデューサーに文句言えないのだろうか。「CIAが軍用ヘリ使ってヤクザのタマ取りませんよ。そんな危ない橋絶対渡りません。」と言えるスタッフいなかったのか。
特に陳腐だったこと→ストーリー前半、ヤクザから足を洗った主人公が孤児院を運営して子供たちの面倒を見る育てゲー的な進行なのに、その子供が後半に全くからんで来ない。膨大な時間の浪費は一体何だったのかと。
矢沢永吉の音楽も滑りっぱなし。重要なキャスト♂が主人公♂の胸に抱かれて死ぬ時に『時間よ止まれ』は無いだろう。あれは純粋なラブ・ソングだ。制作スタッフはみんなホモなのか?
全編、三流のアメリカ映画を見ているような…。

批評を書くとキリが無いのでこのへんでやめておく。
バイオハザードやドラクエはストーリー展開が凄い。昨年、ドラクエの堀井雄二さんを招待して私の知り合いの店で飲んだけど、シナリオに対する思い入れが半端ない。一回完成させたゲームを「気に入らないから」と全部ブチ壊して一から作り直す。時間もコストも度外視。私のような凡人は到底足元にも及ばない発想の持ち主だった。

もし4を作るのならこんなシナリオはどうか。
主人公の遥が高校生になり、悪いヤクザに騙されて行方不明に。
桐生(1〜3までの主人公)が日本全国追いかける。
当然、地元のヤクザと戦争を繰り返す。
もちろん、遥はシャブ中にさせられ風俗で働かされる。
桐生が必死に二人を追うがあと一歩のところで捕まえられない。
遥はヤクザの子供を身籠ってしまい、網走の公衆便所で産み落とす。
再会した遥は頭がいかれていて、口からよだれを垂らしながら桐生に言い放つ。
『おじさんはヤクザでしょう? 私がヤクザを好きになってもいいよね?』



リアリティが龍が如くのテーマだと思う。BOSS





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