●更新日 03/02●


クルマを買ったら、違うクルマが来てローンが落ちる話 ・・・続報


以前に2話に分けてお伝えした、「車両を購入したら、違う車が来てローンが落ちる」という話。

前編 後編

今回は、その続編ですが、凄まじい話となりました。なんと、契約したクレジットローンの契約書に、ホネルは一切署名していない!・・・と言う事実が判明。事の発端は、契約書の控えを見ていて「なんか字体が同じような気がする」と気になったことによります。




特に、数字の部分が似ている・・・と気になり、ホネルに問い合わせました。

―これ、本当にあなたと保証人の方が書いたものなのですか?

ホネル「書いてないヨ。判子だけ渡したらローンを組んでくれるって、車屋がやってくれたヨ」

―ちょっと、自分の名前と住所書いてみてください




ホネル 「書いたヨ」



―カタカナじゃないですか

ホネル 「俺、カタカナ書けるけど、漢字書けないヨ」





←が契約書。→がホネル自筆。 全然違う!

完全な私文書偽造です。
しかも、本人に購入意志が有ったため、契約が成立してしまっているのがタチ悪い。
そしてこの契約書自体、実はホネルに購入時に渡されていないことも判明。弁護士がアプラスより取り寄せたものです。
ホネルがそれを言わなかった為、発覚が遅くなってしまいました。

ちなみにホネルは名古屋グランパス(サッカーチーム)の通訳をやっていた経歴も有り、日本語も有る程度なら話せるせいか文字に関しては「書けるのだろう」と日本人の友人も疑問を持ちませんでしたが、まさか一切書いていないとは。ここまで来ると、最初から言葉と文字に不自由な日系ブラジル人を狙ってクズ車を売りつける詐欺なのではないかと思ってきます。

それを裏付ける証拠として、調査を進めるとTKモータース及びオートネットワークドリームで契約したブラジル人はかなりの数がいることが判明していることと、ホネルが契約した書類の「金利」の部分が未記入になっていること。計算してみると、実質9.6%で組まされています。
かなりの金利ですよね。
結果として、明らかに話がおかしいので上記の件を日本の友人がアプラスに伝えてクレジットの支払停止抗弁権を主張し、クレジットの支払いはストップ。

―では、今まで支払った60万円ほどの金額については??

アプラス側の回答 「オートネットワークドリームと結んだ契約ですから、そこからの返金になります」

オートネットワークドリームの主張 「TKモータースが結んだ契約ですから、TKモータースが支払うことになります」

TKモータースの主張 「では、その60万円は返します」

―頭金の20万円は?

TKモータースの主張 「受け取っていません。受け取っていませんが、示談ということならプラスして支払ってもいいです」

なんと、頭金は受け取っていないと主張。しかし、ホネルは支払っており、そのことを言うと「証拠はあるのか」「金はない」と揉めに揉めて行っています。

この「お金で揉めた」という経緯でホネルは鬱病を患ってしまって、
現在会社を休みがちになってしまいました。
185万円の車を買おうと思ったら、こんなことになるとは1年前は思ってもいなかったのでしょう。

日本にいる外国人の犯罪は目に付くせいか、外国人に対して日本人は割と冷たいです。このような事件が起きても「あいつ馬鹿だから」と他人事のように思ってしまいがちな事件ですが、少なくとも真っ当に働いてローン契約を締結出来る属性を持った人が、このような言葉や文字の壁を利用されて不利益を被るのは有ってはなりません。
ホネルもお金が返ってくるならと示談に応じるつもりも有るようですが、根本的なことは何も解決出来ていない後味悪い終わりとなりました。

せめて、この記事が少しでも同種の被害を防ぐ警鐘を鳴らせますように。



山木



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