●更新日 01/19●


ミス日本続報、候補者たちの「大変身」


先日の記事では、ミス日本グランプリ候補者の実態を取り上げた。今回は、その後の取材や編集部へ寄せられた情報を通じて明らかになったことを紹介したい。

まず、前回の記事で触れた、都内の女子大に通う候補者のプロフィールに注目しよう。公式サイトの候補者一覧にあるプロフィール欄では、171cm、53kgとなっている。だが、候補者ごとに割り当てられているページのプロフィールでは、2008年11月の時点で170cm、49kg。身長はともかく、同じHP内で体重がこれほど異なるのはどういうことなのか。



ミス日本に間接的に関わっていた人物に話を聞くことができたので、上記の点について尋ねてみた。すると、「候補者たちがどれだけ痩せることができたか、その実績作りも兼ねた企画ですからね」とのことだった。ミス日本には、株式会社スリムビューティハウスが特別協賛として関わっている。同社の指導に基づいて、候補者たちはダイエットに励む。

元関係者は、その一例として、2000年度にグランプリを受賞した出川紗織(現在は「天川紗織」としてタレント活動を展開)が体験したダイエットについて語った。グランプリ受賞時の公式プロフィールでは、出川は176.8cm、58.2kg。かなりスリムな体型だが、関東地区大会出場時の体重は60kg台半ばだったという。その時点から、スリムビューティハウスの指導下でダイエットを試み、見事に成功したというわけだ。

とはいえ、前回の記事で触れた「大変身」は、ダイエットだけでは説明がつかないほどの外見の変化だ。メイクや髪の色も、ミス日本に応募する前とは大きく変化したということで、その証拠となるプリクラを掲載した。その後、新たに別のプリクラや写真を入手したので、今回はそれらの一部を公開しよう。

情報提供者によると、この候補者は大学ではテニスサークルの代表を務め、吐くまで飲むのは当たり前であるという。シャネル、ヴィトン等の高級ブランドが大好きで、それらで全身をコーディネートし、学内でもサングラスを着用しているそうだ。ミス日本主催者側が期待する、清楚なイメージとは正反対のようである。公式プロフィールに掲載の座右の銘は、「場を清め、礼を正し、時を守る」だった。だが、「時を守る」どころか、大学の講義では遅刻常習犯であるという。



プリクラを見ると、交友も派手なようだ。ドレスアップしてラフォーレのクリスマスパーティーに参加した時に撮影したものや、友人らと共に彼氏の名前を書き込んでいるものもある。友人らと変顔で撮影したプリクラには、「焼き肉たべまくるぞー!! in牛角」と書いていた。成人式に出席した際に撮影したと思われる写真では、ヤンキー風の男性たちと共に笑顔で写っている。



他の候補者たちも、応募前に同様の「大変身」を遂げていることだろう。主催者側は応募者の内面にも期待するのであれば、審査方法の見直しも必要かもしれない。




高橋



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