●更新日 12/28●


マックのサクラ行列続報(2) 関係者たちが語る真相


大阪府の心斎橋にある、マクドナルド御堂筋周防町店への大行列に対するサクラ疑惑の続報をお伝えする。今回は、当該の大行列に関わった人物らから寄せられた情報に焦点を当てたい。(関連記事 1 2 3)

ネット上では2ちゃんねるを中心に、多くの情報が飛び交っている。モニターとしてバイトを雇ったというマクドナルドの主張は嘘であると、暴露した人物もいる。応募者へのアンケート調査はなかったとのこと。「行列に並んで注文するときは元気よく大きな声で商品名を言うこと 商品を受け取ったら笑顔で店を出ること 商品は捨ててもいいが絶対に人目が付かないように処分すること」といった指示が出されたという。この点については、当サイトにも情報が多数寄せられている。

マクドナルドからは商品に対する感想さえ全く求められなかった、との証言を得た。一人につき2〜3セット購入するように指示され、一度購入した後に再び並んだ人々も多かったという。別の人物からも、同様の情報が寄せられた。17時から20時の間に2〜3回並び、500円のセットを3点購入するように言われたとのこと。セットの飲み物は必ずコーラにすること、という指定があったそうだ。他の飲料よりも原価が安いことがその理由ではないかと、この人物は推測する。更に別の人物は、「フルキャストの方も事前にはっきりとサクラと言っていたので、モニターではありません」と断言した。



今回のバイトの募集メールも入手した。募集人数は100人で、「心斎橋の某ファーストフード店にて ギャラは3000円+新商品」という。「関西女子大生CANDY」というサイトのメーリングリストを通じて配信されたものである。しかも、サイト関係者で当該のメールを受信していた一人は、行列ができた12月23日の同サイトのブログの更新で自作自演している。「心斎橋のOPA前には長蛇の列が!!!!!なにかな〜って思ったらお姉さんが一枚の紙をくれまして〜見てみたら「クォーターパウンダー・チーズ」っていう関西では初登場のバーガーを買うための列とのこと!」などと記した。



更に、フルキャスト等が募集したバイトに参加した人々だけでなく、マクドナルドのバイト店員にも、御堂筋周防町店へ買いに行くようにとの依頼がなされていたことが判明した。大阪市内の複数の店舗にて、その告知が店内にスタッフ向けに貼られていたようだ。購入時のレシートを保存しておけば、次回の購入では500円で買えるからお得だとの説明も、口頭でなされたという。人数を集計する都合上、現地へ行った場合には店に報告するようにとの指示があったとのことである。

そもそもマクドナルドによるサクラの動員は、今に始まったことではないようだ。2007年8月29日、東京都渋谷区恵比寿にマックカフェがオープンし、長蛇の列ができたと報じられた。この行列には、マクドナルドと取引のある業者から、大勢のサクラが駆り出されていたとのことである。従業員をできるだけ結集させるようにとの連絡を受けたある業者では、取引相手という立場上、数十人もの社員たちが半ば強制的に行列に参加させられることになったという。

今後大きな展開があった場合、あるいはスクープ性の高い情報を更に入手した場合には、再び続報を掲載することにしたい。




高橋



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事