●更新日 12/28●





トヨタ車が売れなくなった本当の理由



BOSS様、一ヶ月ほど前に
>自動車業界だけがクローズアップされているが、今後は全業種において派遣切りが広がるだろう。>現在の3万人が1月末には8万人になる
と書かれておりましたが、昨日政府が発表した数値と嫌というほど一致していて怖いです。為替が105円の時に90円になるとか、どうしてそんなにいつも自信満々に書かれ、またそれが当たるのですか?ソースとか根拠は何でしょうか?



その時は確か政治家の秘書に聞いたはずです。でも、当たってないですよ。暗数(表に出ない数)を含めると11万人を超えます。政府の公表なんてアテになりません。
私が思っているより、来年の経済は相当ヤバイです。
ずっと前から記事で追っているトヨタにしても、当事者は円高とかビッグ3とかを原因にしたいのだろうけど、何と言っても一番の原因は

クソつまらない車ばかり作っているから。

これ、メディアはスポンサーの関係で口が裂けても言わない事実です。
コストダウンを追求するあまり部品の共通化が進み、それによって車のデザインに革進性や遊びが無くなりました。昨年から今年にかけて展開したコンテンツ「BOSSメンバー」にトヨタとHONDAのデザイナーさんがいて、二人とも同じことを言っています。私は何の予知能力も無く、探偵という職業柄、ブレーンから聞いた事実をそのまま発信しているに過ぎません。

クルマのことを分かり易く言えば、ホイールベースが同じなら使う部品も限られてきます。おのずとデザインも似通ってきます。『無機質なモノを大量生産すればブランドとして成り立たなくなる』は、大企業の宿命と捉えるべきです。
クビを切られた人々は派遣切りは許せないと経営者に言う前に、自分たちが作ってきたモノに将来性を見出せたかどうか。流れ作業に埋没して根本的な問題を予期しなかったのか。責任を他に押し付けるだけで自分自身の責任はゼロなのか、と問いたいのです。

私はカーキチでした。18才の時に大きな借金を背負ってスカイラインジャパンの新車を買って以来、40台の車を乗り継いできました。でも、最近は買いたい車がありません。魂を抜かれるようなクルマが存在しないのです。冬空に寒い思いをしながら磨き上げたいクルマが無いのです。
トヨタ社員でさえトヨタのクルマを買わない本当の理由は、無理して買っても周囲が羨ましがったり驚かなくなったからです。


来年、トヨタの赤字は7000億円を超える。


社員や車種を半分にして個性的なクルマを作るしか生き残る道はありません。
ちなみに、HONDAはF1から撤退したことによってトヨタよりも早く窮地に陥るでしょう。






BOSS




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