中国が嫌いなアナタへ

「中国に抜き去られる日」を書いたのが先週。
読者の反響はほとんどが同意見（中国に居る読者多数）だったのに対し、たまに『あんな後進国にどうして抜かれるんだ』とか『抜かれるのはＧＤＰなのか何なのか』というメールが散見した。
どうやら読者の一部は情報に対して井の中の蛙で「とにかく中国が嫌い」という一点が共通しているようだ。この事実が世間に知られると、それこそ『民度が低い』と中国人に思われかねないので恥ずかしい。

あれこれ指摘するのも８００字制限なので無理な話。ひとつだけ書くとすれば、２００人が電器屋のテレビの前で、停電でも文句を言わず見続ける前回の記事について。


中国人は果てなき購買意欲がある。


それも１６億人。
特に、内陸部の経済成長率は３２％だ。かたや日本は１％未満。
彼らは世界同時恐慌とか全く関心が無い。とにかく家にテレビが欲しい。洗濯機が欲しい。家が欲しい。死ぬまでに一度でいいからマイカーに乗りたい。

そんな国と、『車は８０００円のレンタカーでいいや』と思っている国が勝負して、果たして本気で勝てると思っているのだろうか。


経済は循環である。社会保障も軍事力も先端技術も。




ＢＯＳＳ