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ジャスコ松阪店の怪事件、その真相に迫る(後編)


三重県松阪市のイオン系ショッピングセンター「マーム」での騒動に関して、当サイトによる取材結果を引き続き紹介する。 (記事前編 ニュースウォッチ記事1 2 3)

今回は、事件発覚後の地元の状況に焦点を当てたい。事件が発覚して以降、マームでは休職者、退職者等が出ているという趣旨の書き込みが、ネット上に多く見られる。この点については、事件の内情をよく知るA氏からも同様の情報提供があった。ジャスコ松阪店では事件発覚後、すぐに従業員らに伝えたが、マーム内の他店舗の関係者の中には、12月になっても事件について知らされていない人々もいたという。

その後、地元の噂や夕刊三重新聞の報道等を通じて事件について知った関係者らは、状況に絶望して休職や退職するに至ったようだと、A氏は述べる。通常時より2〜3割減の売上となった店舗もあり、中には半減するに至ったケースも確認されているとのこと。イオン広報は、そのような事実はこれまでに報告されていないと、A氏の指摘を否定した。従業員への通知はなされており、一時休業の理由についての店内掲示も事件発覚後からなされていると説明。ただし、その店内掲示には、自殺事件についての記述はなかった。


事件発覚後の店内の様子


事件発覚時からネット上に多く出回っている噂として、マスコミや近隣の学校等に、この件について話さないように「圧力がかかっている」、「ジャスコからの依頼がなされた」というものがあった。イオン広報は、そうした依頼は一切していないと明言した。そして、最初にこの件を報じた夕刊三重新聞からの取材以前にも、複数のマスコミから問い合わせがあったと明かした。マスコミは事件について知っていながら、報じなかったのである。


三重新聞記事


学校側が事件のことを話さないよう生徒に伝えたという点について、地元の学校関係者らにも尋ねたが、詳細な回答は得られなかった。そのうちの一人は、「教員個人の自主的な判断はあったかもしれません」と述べた。A氏によると、今回の事件との直接的な因果関係の有無は不明だが、気分が悪くなって早退する生徒や、給食を食べている時に吐いてしまう生徒もいたそうだ。類似する情報はネット上にも多く出回っていて、地元の学校の生徒であると名乗って各種掲示板に書き込んでいるものもある。

また、地元住民B氏によると、様々な圧力を恐れる人々が地元に少なからず存在するという。彼らが主に恐れるのは、ジャスコ、民主党、地元で影響力のある中日新聞の系列である東京新聞の主要関係者一族らの、相互の結びつきであるとのこと。そうした人脈に関する噂はネット上にも以前から出回っているが、この地域では事件が報じられなかったのも圧力が原因であると考える人々がいるため、噂として広まっているという。このような状況については、当サイトへ寄せられた複数の読者からのメールにも記されていた。

マスコミを通じて伝えられるものは、恣意的に選ばれたごく一部の情報に過ぎないということを、改めて実感させられる事件であった。関連情報をお持ちの方は、引き続き情報提供にご協力頂ければ幸いである。



高橋

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