モスバーガーの内情をネットで暴露？

2008年11月23日、2ちゃんねるの「モスバーガーの店員だけど」というスレッドへの書き込みが話題になり、その後それをソースにスレッドが乱立した。

閉店が近い時間の来店は迷惑であり、店員は客に対して「死ね」と連呼しているという。オーダーが続く時にはいいかげんに調理し、手も洗わなければ殺菌もしないとのこと。「可愛い女の子が買うときは唾液入れたりちんこ触った手で作ったりして興奮してるし」とまで書かれていた。




このような書き込みによって噂が広まっていくことに、モスバーガーは困惑したようだ。25日、「渡邉次郎・執行役員CSR推進室長」名義で削除依頼が出された。



そこで、今回の問題について同社の広報担当者に電話取材した。

担当者曰く、全ての従業員に確認することは実際には不可能に近いため、現時点までに調査は行なっていないとのこと。削除依頼は、関係者による書き込みであるか分からない現段階で、風評被害が広がらないための対応であるという。

今のところ、これ以上の対応は考えていないとのことだが、関係者による悪意の書き込みではないと信じたいと語った。従業員個々のモラルにゆだねざるを得ず、社として強制的な形での指導を行なうというようなことはしないつもりであるという。

東京都豊島区のモスバーガー(既に閉店)で働いていた人物にも話を聞いた。同氏もまた、今回の書き込みの信憑性を疑うという。よほど暇な店舗でなければ、どんな客が来たか、レジ担当と調理担当が逐一情報交換するなど考えられないとのこと。

同氏の勤務していた店舗は狭かったこともあり(図を参照)、ガラス張りの調理場の様子は客に全部見えていたそうだ。全ての店舗で同じようにすることは難しいが、より開放的な設計にすることで、風評被害も防ぎやすくなるのではないかという。




安全･安心を求める消費者の期待を裏切ることのないよう、より信頼できるサービス提供を願うばかりだ。



高橋