●更新日 11/27●


無責任な珍名で銀行融資が受けられない?


子供に珍妙な名前をつける親が急増し、社会現象になったのは記憶に新しい方も多いはず。一例を紹介すると、

亜菜瑠(あなる)飛哉亜李(ひゃあい)爆走蛇亜(ばくそうじゃあ)嗣音羽(つぉねぱ)ラッキー星(らっきーすたー)

など。「いじめの原因になる」などの弊害が予測されたが、最近、具体的な形で弊害が生まれているという。その舞台は銀行のローン部門。係員の間でこんな会話が交わされているらしい。


「珍しい名前の客の審査は注意しろ」


珍名が理由で銀行の融資が受けられない?早速メガバンク3行に取材を申し込む、が取材拒否。だが取材を進めるうちに、元銀行員の30代の男性の話を聞けた。彼曰く「名前だけで融資を断ることはありません。ただ変な名前だと信用が揺らぐのは事実です。もちろん名前だけではなく、風体なども加味された判断ですが。暴走族が好みそうな漢字を使った名前の人は身なりもあまり裕福そうではないことが多かった。場合によっては査定額に響くかも」

珍名だと信用を損うのか。その疑問に答えてくれたのは都内のある高校教師。「その判断は正しい部分もある。品格は疑います。可哀想なのは、名前をつけられた子供に罪はない点です。想像力のない親が悪い。自分の子供に「悪魔」みたいな名前をつける人間、信用しにくいでしょう。ただ親を疑うとそこで育つ子供も疑われてしまう」

評論家 呉智英氏によると「高偏差値の大学には名前が平易で「子」のつく学生が多い。低偏差値の大学には画数が多く、万葉仮名のような読みにくい名前の学生が多い」そうだ。教育費は家庭の収入に比例するという一般論に基づけば、家の品格と珍名の相関関係が証明されそうだが…。もちろん推論の域を出ないし、この理論を強行するのはただの偏見。しかし唯一言えることは、親が命名で悩むのは数ヶ月だが、命名された子供は一生その名前と付き合っていく、ということ。子供の未来の信用はその命名にかかっている。



山崎(旧ニノマ)




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