●更新日 11/12●






純国産材料でコンビニ弁当を再現




食の安全が崩壊した昨今、原産地の確認ができない弁当などの加工食品の安全を疑う声は多い。独身層の強い味方、コンビニ弁当は大丈夫だろうか。そこでこんな企画。

純国産で同じ弁当を作ると材料費はいくらになるのか。

国産弁当の材料費が、コンビニ弁当の販売価格を超えるようなことがあれば、コンビニ弁当がいかに材料でコストを落としているかを知ることができる。安い食材=粗悪のこの時代。コンビニ弁当の安全性はいかに?

この弁当を再現。
セブンイレブン「折り詰幕の内弁当」495円。

全品目と量を計測後、買出し。

この量。(2649円!)

調理。

そして盛り付け。ほぼ完璧に再現できたと思われる。材料費にダイレクトに影響するため、材料の計量はかなり厳しく行った。惣菜ひとつひとつ、重量比から小数点以下第2位を切り上げて数値は算出。と、前置きが長くなってしまった。さぁご覧いただきたい。

その出来を。

黒胡麻は国産が確保できず。さて、その材料費は…、


合計 332.4円

(内訳:白飯 44円、サバ塩焼き 69.5円、コロッケ 34.6円、ウィンナー 18.5円、だし巻き 10.6円、鳥のから揚げ 56.9円、シュウマイ 26.3円、かき揚げ 14.5円、煮物 38.9円、切干大根煮付け 9.4円、ひじき煮付け 6.2円、漬物 3円)

って安っ!しかもこの材料費はスーパーの小売価格からの計算。スーパーの原価は小売価格の6割なので、原価計算なら約200円まで下がる。これなら人材費や光熱費、梱包費に輸送費を上乗せしても適正価格で通用しそうだ。

工場へ取材すると「梅や竹の子、煮物の一部には中国産を使いますが、なるべく国産を使用。中国産を使うだけでイメージダウンになる時代なので」とのこと。食材の安全にはかなりシビアになっている模様。とはいえ、国産で材料費200円なら、全部国産で作ってくれよというのが消費者の本音ではないだろうか。



山崎(旧ニノマ)



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事