●更新日 11/03●


ガスパン遊びの危険を検証する


1日、神奈川県の駐車場でワンボックスカーが爆発炎上。車内にいた中高生の男女3人が重軽傷を負った。警察の調べでは3人は車内でライターのガスを吸引する「ガスパン遊び」をしていた模様。タバコを吸おうとして充満したガスに引火・爆発したとみられている。この爆発で駐車場の車5台とオートバイ1台が全半焼した。



「駐車場の車5台とオートバイ1台が全半焼した」

それって結構すごくないか? まるで爆弾じゃないか? 
ライターのガスってそんなに破壊力があるものなの?
と思ったので、ライターガスの燃焼実験をしてみることにした。

まず、ライター用ガスを風船に詰めてみる。ガス量は小ぶりな風船一個分。

なんだその風船は?とか言うな。手近に風船が無かったのだ。見逃してくれ。

こうして風船に詰めてみると、ライターガスが空気より重いのがよくわかる。
手を離すとストンと落ちる。

このガス入り風船をろうそくの炎に近づけてみた。

炎に炙られて、

風船が破れる。

封入されていたガスに引火。

爆発!


U R L 
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すっげ……
くり返すがこの実験のガス量は、わずか「小ぶりな風船一個分」。
それでもテーブルを覆わんばかりの炎があがるのだ。

今回の事故の原因はタバコに火をつけようとして充満したガスに引火したためだという。
ライターガスは空気より重い。足元から溜まっていったガスは、少なくとも口元あたりまで車内に充満していたことになる。
いったい、どれほどの爆炎が上がったことだろう?
ガスパン遊びは健康面のみならず、安全面からみても危険極まりないものなのだ。やっている人がいるなら、即刻やめることをおすすめしたい。そしてこれからの季節、皆さんにも声を大にして言っておきたい。

ガスは怖い! ガスは怖いのだ!!

火の元には十分お気をつけを。



九坪



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