大恐慌が来る

米下院で金融安定化法案に「ノー」が出ました。自分たちの税金がセレブ層の救済に使われることを貧困層が中心となり異を唱えているためです。
ブッシュが「このまま何もしないとたいへんなことになるぞ」と嚇かしていますが、国民がそのツケを将来払わされることは確かなわけで、このまま金融という名の砂上の楼閣を守るかどうかでしばらく迷走は続くでしょう。
昨日、ＡＩＧ本社が大赤字のアリコジャパンに対して９０７億円の資本注入をしました。このお金の出所はもちろん米国民の税金です。もしこれが「ノー」だったなら、ＡＩＧもアリコもアッという間に潰れていたわけです。

もちろん、実態経済は金融の影響を大きく受けます。金融だけが政治的な庇護を受ける不公平はある意味仕方のないことですが、今回の金融危機、庇護をせずにこのままウミを出し切ってもおもしろいのではないか、と思います。
日本も金融機関を中心に大きな打撃を受けるでしょう。１９３０年代の大恐慌以上の嵐が来るかもしれません。しかし、既存のシステムが根本から崩れるのですから、今まで抑えられていた人々にまたとないチャンスがやってくるのも確かです。億万長者になる方法でも書きましたが、人の行かない山が宝の山です。大不況の中をいかにして生き残るか、今から準備しても遅くはないと思います。

例えば探偵業は大好況でも大不況でもあまり関係がない業種です。むしろ大不況のほうがいいです。バブルの時はタクシー捕まえる時にカバンぶつけて止めてましたが、バブル崩壊の時は街の車も少なくなって尾行しやすかったです。

こんな風に、どんな時代になってもみんなと一緒に右往左往せず、我が道を行けば何とかなりますです。



ＢＯＳＳ