ホームレスの溜まり場にされた図書館の対応とは？

先日、女性専用エリアが設けられた図書館が話題になったのを、覚えているだろうか。
男性から「不公平だ」と抗議があり、田嶋センセイまで苦言を呈したというニュース。
ニュース記事によると、「女性のためというより、ホームレスの隔離のため」だそうで。
実際そんなにホームレスが多いのか、女性専用席のある図書館の１つに行ってみることに。


市民施設の中にあり凄く綺麗

中に入った途端に、


おとなしくくつろいではいるのですけれど
それらしい方々を発見！
遠目からも分かる何日も着続けている衣類、近寄ると感じる独特の薫りは、まさに！
他にも、


奥の一般人男性とは全くオーラが違います

あっちにも、こっちにも……


二日酔いでのどが渇いていたっぽい

確かに、溜まり場にされている模様。
図書館の入り口には、


こんなことをする「一般人」はあまり居ない

暗に「ホームレスは溜るな」の貼り紙も。
しかし、「利用料完全無料」「本読み放題」「冷暖房完備」の場所だし、ねぇ……
職員経験者によると、「喧嘩もあり、怖がる女性利用者からの苦情も多い。しかし利用禁止にはできないし、追い出すと人権問題になる。女性専用席は、本当に苦肉の策なんです」と言う。
職員相手に「住所不定無職だが本を貸せ！」とゴネ、断られた腹いせに、
館内に立ちションしていった輩も居たという
ちなみに、職員カウンターの下には「緊急ボタン」が備え付けられており、押すと、
警備員が即座にかけつけてくる仕組み。

潜入取材時も、ホームレス風味の方が、


「10年前はカードあったんだけどさぁ」とか言ってた

カウンターに近づき、２言３言と話しただけで、


職員さんは「お調べしてみますので」と対応

警　備　員　登　場

この仕事の速さは、各方面に見習ってほしいところ。
ちなみに、ホームレス向けとしか思えないフリーペーパー集のコーナーも……


需要のありそうなフリーペーパー集……

上から、「しごと情報」「東京都就職チャレンジ支援事業」「あなたの生活安定・正規雇用への意欲と可能性を応援します！」「ひきこもりから就労へ」「東京しごとセンター」……
「住所不定・無職」の人は手に取るべき情報だが、ここに集まっているホームレス達は、
誰もここに近寄らない……
もっと現実と向かい合うべきだろう。
そうしないと、


上下のキャッチコピーの対比がもの悲しい……

自殺対策支援を受けるハメになってしまう
いやあ、つくづく来訪者の需要に応じたものが置いてあるなぁと感心しました。



梅宮貴子