●更新日 09/18●


事故米問題、詳しく教えて農林水産省!


三笠フーズの事故米問題で有名になった芋焼酎『薩摩宝山』。
お酒を飲まない人もこれだけニュースで騒がれたらよく耳にする名前だろう。
不正転売、食用転用、事故米。こういった言葉が飛び交っているが、それって一体何なの?と内容をいまいちつかめない人もいるであろう。
そこで、私は農林水産省にわかりやすく説明してもらうべく、素人代表として問い合わせてみた。




今回薩摩宝山で使われていた事故米ですが、仕入先が国産ではないそうですね。
どこの国から仕入れたものなんですか?なぜ事故米を仕入れたのですか?

「中国、ベトナム、そしてアメリカです。
日本は貿易の関係でこの三国から米を何トン輸入しなければいけないと定められています。
それで食用の米を輸入するわけですが、輸入してすぐに販売するものと、何年か倉庫で保管して順次売るケースがあります。
その際に倉庫で水漏れなどがあって、お米に水がついてカビが発生。そして事故米になってしまったり、保管していたら農薬であるメタミドホス量 の規制基準が厳しくなって、いきなり事故米扱いになってしまうケースがあります。」

父が毎晩薩摩宝山を愛飲していたのですが、人体に影響はありませんか?早死にしませんか?
大丈夫です!現実的に一日にお米を20合食べたときに人体に悪影響が出る場合はあります。
通常の量であれば心配はありません。」

お相撲さんはいっぱいお米を食べますが大丈夫ですか?
大丈夫です!三笠フーズの事故米に含まれていた濃度が0.05ppm入っているお米の場合で20合です。お相撲さんがそのお米だけを限定して一日に20合以上食べなければ大丈夫です。」

それではもともと事故米は何につかっていたんですか?
「通常はのりだと聞いております。それと、肥料製造するときに使うこともあります。」

なんの肥料ですか?事故米を肥料にすると、作物に影響が出るのではないですか?
「作物を作るときに使うものです。作物には影響は出ません。認められていますから、
大丈夫です!!


このような会話がしばらく続く。農薬の強い米が肥料になるのはなんだか恐ろしい。
そう思い詳しく訊くと、調べて折り返し連絡をすると言われ話が終わった。


1時間後、農林水産省から連絡が入る。


「調べてみたんですが、先ほどの説明に誤りがあります
やはり、ご指摘されていたように非食用の米を肥料として使ってはいけないもので、食べ物にも関ってくるので使われません。主な用途としては工場用ののりで、その他としてはバイオプラスチックの原料、アスファルトを固める材料に使われます。」

話を聞いていると、三笠フーズの他にもいくつか不正をしていた会社があるのだが、その中の愛知県にある太田産業鰍ェ肥料製造会社であり、それをみて勘違いしたようだ。
でもアナタ、さっきから何度も大丈夫です!って断言してましたよね?

本当に大丈夫なの?
今後こういった問題が起きないよう農林水産省には努めてもらいたいものだ。



アンジェラ



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事