●更新日 08/05●


裁判員制度の導入に向けて・・・


1957年製作のアメリカ映画「12人の怒れる男」の現代ロシア版にリメイクされた話題作「12人の怒れる男」が8月23日より公開される。
来年5月21日から裁判員制度を導入する日本に、格好の問題を提起している作品となっている。
この映画の試写会に来ていた大半の方々は、この裁判員制度にとても関心を持っていた。



中でも年配の方が多く、「もし自分が裁判員に選ばれたらどうしよう・・」という不安から、裁判員制度の導入に、賛成より反対の意見が多かった。

「容疑者に逆恨みされるのでは・・」 
「短時間で人を裁くなんて、判断が難しい。」
「容疑者の人相などで判断してしまいそう。」
「責任が重過ぎて、恐い」




笑いや謎も多く、色々と考えさせられ面白いこの映画。
見終わった後、もう一度、裁判員制度の賛否を伺うと、反対意見から、賛成意見へとかわった人が多くみられた。



賛成理由は、
「日本の裁判も変わらなければいけない。」
「自分の人生と照らし合わせて、真剣に裁判に参加したい。」
「裁判が身近なものとなりそう。」
「冤罪で苦しむ人の力になりたい。」
「その後の人生を考えるのも裁判なのだと思う。」


反対の人は、
「この映画を見て、裁判員の責任の重さを更に強く感じた。」
「やっぱり自分にはできない。」


賛否両論あるようですが・・・
それでも来年から、裁判員制度は始まります。

試写会の後、裁判員制度についてのトークショーなども

裁判員制度を反対していた裁判官は

「市民はバカだから」

と言っていたようです。

裁判には、私達市民の常識が必要とされています。
人を裁くわけではなく、検察の出した証拠が事実であるかどうか判断することです。
不安に思う方は、実際の裁判を傍聴しに行ってみましょう。
きっと社会を見る目が変わると思います。

もしあなたが裁判員に選ばれたら、どうしますか?



ガル探偵学校スタッフ



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