●更新日 07/21●
岩手・宮城内陸地震から一ヶ月 現地リポート
岩手県奥州市と宮城県栗原市で、最大震度6強を観測した『岩手・宮城内陸地震』の発生から、1ヶ月が過ぎた。
仙台市内にある我々の事務所(ガルエージェンシー仙台青葉)では、震度5弱の観測であった。
地震直後の仙台事務所内の様子
事務所が6階に位置する為か、揺れが大きく、ほとんどの物が床に落ちた。
機材やパソコンなどの破損はあったが、調査員やその家族に怪我などが無く幸いであった。
しかし、13人もの命を奪い、今なお10人の行方がわからない現地を訪問した。
道路は復旧をしているが通行止めや立ち入り禁止が多い
家屋の損傷は1022棟(内全壊は、23棟)。避難生活を強いられているのは、207名の人々である。
仮設住宅65世帯分の建設が進み、(仮設住宅での)新しい生活が始まりつつある。
新しく建築された仮設住宅
地震の震源地近くの「栗駒山」は、宮城県・岩手県・秋田県の県境で、豪雪地帯でもある。
現地では、米の栽培や特産品のイチゴやイワナで生計を立てている人が多い。
今年の収入が見込めない農家や、風評被害により温泉地での観光客のキャンセルで二次的ダメージを
受けている。
地震によって倒れた水車
旅館などのキャンセル数は、この一ヶ月で約5万人超え。
※ 宮城県・岩手県の温泉地・観光地は、全く問題無いです。
※ 栗駒山の登山以外は、どの温泉地も大丈夫です。
道路の応急処置がなされている
まだ行方が確認できない人を探す自衛隊
現地を訪問してみて、自衛隊・消防・警察が行方不明者を捜しているが、鉄砲水などの二次災害に気をつけて欲しい。
また、災害地が豪雪地帯である事から、本格的な冬が来る前に、なんとか被害者の復興の目処が立つことを願う。
ガルエージェンシー仙台青葉
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