●更新日 06/19●


宮崎勤死刑執行 〜事件当時の驚くべきロリ天国事情〜


2008年6月17日、連続幼女誘拐殺人事件の犯人である宮崎勤の死刑が、遂に執行された。


実況見分中の宮崎被告

「オタクの犯罪」と大々的に取りざたされたため、この事件後、アニメや特撮ファンに対する風当たりが強くなったことが有名だが、宮崎が事件を起こした当時の「オタク事情」はどうだったのか?

80年代当時、いわゆる「二次元のエロ」に対する規制は無いに等しく、無法地帯状態。
同人誌では、成人エロも幼女エロも全て無修正。男性器・女性器・結合部も精密に描写されていた。


学習漫画仕立てのロリ同人誌


画像クリックで拡大 この同人誌はあまりの完成度の高さに、「保健体育の授業で使用されていた」というデマがまことしやかに流れている

この同人誌では、幼女との性交シーンもリアルに描かれている。もちろん無修正。(掲載できません)

また、「エロゲ」の規制も無く、1983年に発売された「ロリータ・シンドローム」という作品では、


ナイフを投げて服を脱がせます

拉致されて張り付けにされた幼女を様々な手段で救うのだが、失敗すると、

ナイフが刺さって血まみれ死亡

電動ノコギリで真っ二つになって死亡

……というオソロシイ展開になってしまう。(画像は掲載できません)

無事に助けられたら、


解像度の低いグラフィックがリアル

なぜかお礼に服を脱いでくれる、というお約束展開。

1986年発売の、「177」というゲームは、「走って逃げる女性を追いかけて捕まえて強姦してイかせる。イかせたら和姦になり結婚してクリア」という、トンでもないコンセプト。


基本はアクションゲームで捕まえると性交シーンに

「177」は刑法117条”強姦罪”の意味で、イかせられないと強姦罪で逮捕……
これはさすがに国会で取り上げられ、発売禁止になってしまった。(当たり前だ)

このように、80年代の二次元エロ事情は無茶苦茶だったのだが、
「だから宮崎が幼女連続殺人を犯したのだ」という短絡思考は待ってもらいたい。

当時も今も、二次元エロを作る側も楽しむ側も、ほとんどが「作品」として嗜んでいる。

「エロはメジャーへの登竜門」でもあり、その証拠として、上に挙げた「女体のひみつ」「ロリータシンドローム」の絵描きは、現在学研や小学館で、子供向けのマトモな漫画を描いている。

そもそも、「ロリータシンドローム」は、

エニックスから発売されている

この作品の3年後である1986年に、「ドラクエ1」を発売。

正常な神経を持っていれば、鬼畜で猟奇的な作品に影響を受けて模倣することは無いのだ。


宮崎は拘留中、ジャーナリスト西島ゆうじ氏の取り計らいで、掲示板のやりとりに直接答えていた。




クリックで宮崎の解答表示 ※「刑務所ジャーナル・宮崎勤くんコーナー」より引用

死刑が執行されても、奪われてしまった尊い生命は永遠に戻ってこない……

宮崎はあの世で、大好きな「おじいちゃん」に、なんと報告しているのだろうか?



梅宮貴子



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