●更新日 06/16●


秋葉原一週間 あふれる警官あふれるカメラ


秋葉原通り魔事件から、昨日で丁度一週間が過ぎた。
休日恒例の歩行者天国も中止になり、信号付近などは人で溢れかえっていたが、一見事件前と変わらない賑わいに見えるこの光景も、信号付近以外では人出も疎らでいつもの"ホコ天"の賑わいには遠く及ばない。



パーツショップの店員も、事件から明らかに客数が減ったと嘆いていた。
近頃の騒動続きに加え、先週の事件ですっかり秋葉原には"危険な街"のイメージが出来てしまった。
その為、一般客の数とは逆に報道テレビカメラの数は…





見かけただけで、なんと10台以上。
新聞記者などのカメラマンも合わせると、その数はかなりのものなり、献花台や人々をしきりに撮影していた。

だが更に多かったのは、警官の数だ。



普段、ホコ天を開催しているスペースだけで4台のパトカーが常に行き来し、往来を警備にあたっていた警官の数は数えきれない程。普段は違法販売などを野放しにしている裏通りまでも、警官がパトロールし、手荷物検査で刃渡り五センチ程の十得ナイフを持った男性を十数人で取り囲む一幕があるなど終始緊張した雰囲気だった。

警官達の手には特殊警防がすぐに使える状態で握られていた

事件現場に設置された献花台には、絶えず人が立ち止まり、手を合わせていく。

これがアキバ流だと言いながら漫画などを置いていく人も。

だが、その一方で手も合わせずに携帯のカメラでその様子だけを撮影する人も多く、今回の事件で問題になり多くの批判が集まった撮影モラルなどの問題も、まだ議論の余地がありそうだ。



人にも街にも、多くの傷跡を残した今回の事件。その傷が早く癒えるのを願うばかりだ。


おまけ



今回の事件に便乗した怪しげ(?)な募金活動も行われていた。
救護活動などで使われたAEDをどこかに寄贈しようと言う団体らしいのだが、どのAEDを購入するか、いくら必要なのか、どこに寄贈するか全て決まってないらしい……。



あさみ



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