●更新日 04/23●


「光市母子殺害事件」死刑判決について


―「光市母子殺害事件」元少年に広島高裁より死刑判決が下された―

当然かつ立派な判決だったと思います。
昨日のアンケートでも、約98%の人が「死刑」判決を支持しました。

当時18歳の少年が起こした凶悪事件。
己の欲求を満たす為に殺害し遺体を陵辱、泣きながら母親の傍へ行こうとする小さな子供まで殺害。

▲元少年・福田孝行被告
情状酌量がどこにあるのか。

さらには、減刑の為に荒唐無稽で理解不能な主張を並べ立てる被告に、私はニュースを見るたびに憤りを感じていました。

「強姦したのは生き返らせる為の儀式」「ドラえもんが助けてくれると思った」

次は何が出てくるの?
スーパーマン?ハットリ君?ガンダム??

どこまで被害者を冒涜し、遺族を傷つけ苦しめたら気がすむんだ。

そして、この事件の弁護団は、死刑廃止論を訴えたいが為に被告の供述を変えさせたのか?
だとしたら弁護団も同罪。
自分の家族が同じ殺され方をしても同じことが言えますか?

私がこの事件で裁判員に選ばれたら98%の読者同様に死刑を望みます。

・・・ただ、弁護士の先生に意見を伺ったところ、

「行為時18歳で更正の可能性がないとはいえないので、死刑判決は厳しいかなと思います。
個人的には死刑は存置すべきだけれども、行使は例外的にと考えています。
なぜなら、人が人を裁くのであって間違いは一定の確率で必ず起こり得ます。
間違って死刑は絶対にダメです。
今回の事件にしても関与した裁判官の中で、少なくとも原審の地裁・高裁の6名の裁判官は死刑は重すぎると考えたわけです。
法曹なら誰でも迷う事案です。でも、迷って重い方にしちゃダメでしょう。」


感情で判決を下してはいけない。
だけど私は、「可能性」を理由に「事実」を軽視することがあってもいけないと思う。
年齢が免罪符のように使われる時代はもう終わって欲しい。

今回の裁判では死刑自体の良し悪しじゃなく、被告の犯した罪が世間から見て死刑相当だという判決が下されました。
正義の定義なんて人それぞれだけど、多くの国民がこの判決を「正義」と思ったことでしょう。



少年が死刑になっても弥生さんと夕夏ちゃんは帰ってこないけど、
愛する2人のために戦い続けてる本村さんを「日本一の父親」と思いました。



えりす



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