●更新日 04/14●


タイガー2位 オーガスタの魔物に敗れる




首位を走るイメルマン(南ア)に6打差で迎えた最終日。好調をキープするショットで逆転も可能と思われたが、1メートル強のバーディパットを2回外すなどして波に乗りきれず、結果イメルマンが8アンダーで優勝。タイガーは5アンダーの単独2位に終わり、期待されたグランドスラムは来年以降にお預けとなった。
タイガーは過去に13回もメジャーに勝っているが、最終日に逆転で勝ったことがなく、いつもリードを保っての逃げ切り型。これが他の選手にプレッシャーを与えきれない最大の要因となっている。
ただ、他のスポーツと比較して逆転で勝つということが難しい競技であることは確かで、最終日に最終組で回るのが断然優位。その点でイメルマンと最終組で回れなかったのが痛かった。

【後記】今年のマスターズには片山晋呉と谷口徹(昨年の日本賞金王)が出場したがいずれも予選落ち。ゴルフは日本人が世界に通用しないプロスポーツの代表格になってしまった感があり、日本国内のツアーが減少する原因になっている。せめてトップ10にいつも顔を出せるようなプロの出現が待たれる。
そんな中で石川遼に期待する声が多く聞かれるが、私は平凡な選手に終わる気がしてならない。理由は父親の方針。16歳の少年が10億円以上もの金を一瞬にして稼ぎ出してしまった。さまざまな雑音を呼び込む結果になるので本人の成長を間違いなく妨げる。せめてスポンサーは来年度以降につけるべきだったのではないか。
そのプレッシャーを跳ね返すマインドが彼にあれば、世界に通用する選手に育つだろう。そして、身長(現在は173)をこれから10センチ以上伸ばすこともタイガーや他の一流プレイヤーを追いかけるための最低条件のひとつだ。したがって体の成長期に距離を求めて筋力偏重に走り過ぎ、スイングの孤を小さくしてしまうようなトレーニング方法になるのが一番怖い。



BOSS



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