●更新日 04/08●


脳トレをやり過ぎると危険!?・・・そんな話


今はもう落ち着いた感のある脳トレですが、一時期は大流行し、子供も大人もやりまくったのは記憶に新しい。



脳トレは東北大学の川島教授が監修したこともあり、科学的威光と取っ付き易さの下ブームになったのですが、やり過ぎると逆に脳が壊れるなんていう記事が昨年の週刊朝日に掲載されました。
要約すると、提示された脳年齢が実際の自分の年より低いか同程度だった場合、次回に行った時に前回よりも高いと気分的に何度もやり直すパターンが多く、場合によっては欝になるという・・・そんな話です。
脳トレへの批判はこの記事に限ったことではなく、「Nature Neuroscience」という専門誌には「どれだけの効果があるのか解っていない。脳トレよりも対人とのコミュニケーションを」という内容が掲載されたこともあります。その逆として、認知症患者の脳機能回復や予防・改善への方法として、学習療法・反復学習が非薬物療法として良い・・・なんていう説を出す学者も。この手法が一般的に脳トレとされることもあるのですが、科学的根拠は全く無く、子供にやらせるといわゆるゲーム脳になると批判する学者も存在します。



ある心理学の博士に言わせると、どちらも論文として発表するほど被験者の数を纏めているわけでもなく、数年後の追跡調査などをしていないので脳の分析としては適切ではない・・・なんて話も。その博士に、実際どうなのか?と聞いてみました。

→意見はこちら

子供に限らず、大人が黙々と何時間もやり続ける姿を見ると、本当に脳に良いの?なんて気がしないでもなく、ちょっと異常な光景に見える時も。



博士に言わせると、所詮ゲームなんだから、学習法なんて思わずに時間を決めて遊びなさい・・・だそうです。

そう言えば、20年前の時から「ゲームは一日一時間!」なんて声がありましたね。対象が難しい物になっても、根本はこんなもの。

要するに、やり過ぎは良くない・・・ということか。



山木



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